カードローン返済のコツ!すばやい返済で利息を節約
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「カードローンを利用したいけど、返済に困りそうで怖い…」そう思っている方が非常に多いようです。確かに、カードローンを無計画に利用した場合、利息がむやみに膨らんでしまうケースもあります。
しかし、それはあくまでも「むちゃな利用」に要因があり、計画的な利用であれば、多くのリスクを回避することができます。
ここでは、カードローンの返済にフォーカスし、「いかに手軽かつ負担なく完済するか」という視点から、カードローン返済のコツをお話します。
武藤 英次 / ファイナンシャルプランナー
カードローンは基本的に一時的な出費に対応するための短期借入に最適なサービスです。
好きなタイミングでいつでも借入&返済ができる自由度の高さが美点となっています。
その一方でカードローンは金利が高めのため、長期借入となると支払利息が高額になってしまい不向きです。
カードローンを上手に使いこなすためには以下の鉄則を理解しておきましょう。
・借りる日数は1日でも短くする
・借りる金額は1円でも少なくする
これらの鉄則をしっかりと守ることでより少ない負担で借入が可能となります。
こちらの記事を参考に、ぜひカードローンの返済を極めて下さい。
▼カードローンの返済方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー / 美樹ライティングオフィス
監修者武藤 英次
成蹊大学経済学部経営学科卒。地方銀行勤務中にカードローンを含む個人・法人の融資業務などを幅広く担当。
2016年3月に美樹ライティングオフィスを開業し代表を務める。
趣味は一眼レフでの写真撮影、5人家族でのおでかけ、ピアノ演奏、甲子園を目指す長男の高校野球応援など。
カナヘイのピスケ&うさぎグッズを大量コレクト中。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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最も効率的なカードローン返済のコツ
皆さんは、「金利の低いカードローンほど利息を節約できる」とお思いではないでしょうか。それは決して間違いではなく、金利の低さを優先してカードローンを選択した方も、なかにはいらっしゃるでしょう。
しかし実は、金利の低さだけにとらわれてしまい、結果的に利息が膨らんでしまうケースもあるのです。なぜ、利息ばかり膨らむような事態に陥るのかというと、「効率的なカードローン返済の基本」を理解していないことが原因です。
最も効率的なカードローン返済のコツは、以下4つです。
- 事前に明確な返済計画を立てる
- 必要最低限の金額のみを借入する
- できる限り短い期間で返済する
- 「約定返済額」だけに頼らない
特に、金利の低いカードローンなのに利息が膨らんでしまうケースの多くは、2と4が要因となっています。要点を簡単に触れていきましょう。
必要最低限の金額のみを借入する
金利の低いカードローンを選ぶ方の心理として、「金利が低いから利息がつきにくい」と考えがちです。しかし、カードローンの返済方式は「リボルビング返済方式」といって、毎月の残高をもとに返済額を設定します。
つまり、「金利が低いから」といって余計な金額を借入すると、必然的に残高が大きくなり、利息額も比例して大きくなってしまうのです。加えて、金利が低いことで安心感やお得感があるように思いやすく、利息が膨らんでいることに気付きにくいというデメリットもあります。
カードローンを利用する際は、これらのポイントを踏まえて必要最低限の借入にとどめ、こまめに返済計画をチェックしつつ確実な返済をしていく必要があるということです。
「約定返済額」だけに頼らない
カードローンの返済には、毎月の定例返済である「約定返済」と、臨時的な返済である「随時返済」の2種類の返済があります。約定返済は契約に基づいた義務ですが、随時返済は任意です。利用者の意志でいつでも好きなタイミングで返済できるのが、随時返済なのです。
人気のあるカードローンの傾向として、この約定返済の金額が非常に低く設定されているという特徴があります。もちろん、契約に基づいた約定返済が滞れば「滞納」状態となるため、低い約定返済額そのものが利用者にとってデメリットになるわけではありません。
しかし、約定返済額の低さは、逆に大きなリスクを生むことにもなるのです。それが「返済期間の長期化」です。約定返済額は、元金と利息の合計です。つまり、約定返済額が少なければ元金の減りも少なく、返済期間は長期化します。
その結果、利息がどんどん膨らむことになってしまう可能性があるのです。いくら金利の低いカードローンを選んだとしても、返済期間が長期化すれば利息もその分大きくなります。
このような理由から、カードローンを効率的に返済するためには、約定返済額だけに頼らず、随時返済を併用することが重要となるのです。
カードローンの返済利息が増えていく理由
返済利息が増えていく理由としては、以下5つが挙げられます。
- 必要以上の金額を借り過ぎている
- 約定返済額が少額であるにもかかわらず、随時返済をしていない
- 利用しているカードローンの金利が高い
- 借入がくせになり、長期融資になってしまっている
- 延滞していて、遅延損害金がかかっている
これらはいずれもご自身の返済にとって大きな負担となるもので、できる限り避けなければなりません。
返済利息が増えていく理由は、実のところ非常にシンプルです。これらの理由を踏まえてご自身の状態を見直し、対策することで、より効率的な返済も可能になります。具体的な対策方法は後述しますので、参考になさってください。
カードローン返済が遅れた場合はどれだけ損をする?
カードローンの返済に遅れてしまった場合、「遅延損害金」がかかります。遅延損害金とは、一種の違約金で、残高に一定利率を掛けて算出します。
例えば、カードローンで100万円を借入し30日間返済に遅れてしまった場合の遅延損害金を、遅延損害金利率20%と仮定して試算しましょう。
遅延損害金の計算
100万円×20%÷365×30=16,438円
計算の結果、遅延損害金は16,438円となりました。元金と返済日までの利息に加えて16,438円を返済する必要があるということです。遅延損害金は日割り計算ですので、返済困難な状態が長くなるほど加算されていきます。したがって、カードローンの返済遅れは非常にリスクが高いことなのです。
遅延損害金については、「カードローンの遅延損害金が発生してしまった場合の対処法を徹底解説」も参考にしてみてください。
2級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
「遅延損害金」とは、返済に遅れたペナルティとして支払うお金で、言うなれば罰金です。
通常の利息を支払う代わりに、割増の罰金として支払う形になります。
年18.0%程度の利息が年20%程度の遅延損害金に振り替わるわけです。
上乗せになる金額は年2%ほどですから、そこまで大きなペナルティではないと感じられるかもしれません。
しかしながら遅延損害金を甘く見て良いということでもないのです。
延滞の状況によっては個人の信用情報に傷がつき、他の借入やクレジットカードの利用に重大な悪影響を及ぼしかねません。
決して甘く考えずに、1日たりとも延滞しないという覚悟を持つ必要があります。
武藤さん
誰でもできるユーザーパターン別の返済のコツと効果
ここまで触れたように、カードローンの返済にはコツがあります。しかし、全ての方に有効な返済方法というものはなく、ご自身の状態によって対策は異なります。ここでは、ユーザーのパターン別に効率的な返済方法をお話しましょう。
必要以上の金額を借り過ぎている
必要以上の金額を借りている場合、残高に応じてムダな利息が加算されますので、まずは「どのくらい借入すればいいのか」をしっかり計算してみましょう。ご自身の支出状況を紙に書き出すと、より簡単に計算することができます。
そして、算出した金額を借入するまえに、返済シミュレーションを行いましょう。返済シミュレーションツールは、各カードローンの公式ホームページに設けられています。
シミュレーション後に借入を行い、それ以上の金額を借入しないよう徹底します。そうすることで、過剰な借入によるムダな利息を節約することができます。
約定返済額が少額だけど随時返済をしていない
カードローンの中には、毎月2,000円からという約定返済額が非常に低い商品も存在しています。しかし、約定返済額が少ないということは、すなわち、返済がなかなか進まないことにつながるのです。
したがって、返済を効率化するため、毎月1,000円でも多く随時返済を行いましょう。そうすることで、利息を格段に節約することができます。
利用しているカードローンの金利が高い
利用しているカードローンの金利が高いと、支払い利息が必然的に高くなります。したがって、金利の高いカードローンでズルズルと長期間借入すると、どんどん支払い利息ばかりがかさんでしまう可能性があるということです。
このような場合は、金利の低いカードローンへの借り換えをおすすめします。そうすることで、金利差分の利息を節約でき、より返済しやすくなるでしょう。
低金利のカードローンについては、
「低金利のカードローンおすすめ6選!状況別の選び方のポイントを徹底解説」を
借り換えについては、
「カードローン借り換えのおすすめ3選!審査は甘い?メリット・デメリットも解説」を参考にしてみてください。
借入癖がついて長期融資になってしまっている
ちょっと困ったら追加で借入するというように、借入がくせになっている場合、対策として最も重要なのは「ローンカードを持ち歩かないこと」です。
そうすることで余計な借入を防ぎ、効率的な返済が可能になります。まずは、借入ぐせを治すことが先決です。
延滞していて、遅延損害金がかかっている
すでに延滞している場合、何らかの事情があることは想像できます。どうしても返済できない場合、債務整理などの対応を検討する必要があります。
返済できない状態で放置していると、さらに遅延損害金が膨らみ、完済が一層難しくなってしまいます。できる限り早急に、債務整理を専門とする弁護士等に相談するようにしましょう。
このように、ユーザーの困った状況のタイプによって、返済のコツは異なります。ご自身の状況を把握して、より適した返済方法を実践しましょう。
弁護士への相談については、「カードローン返済に困ったら、弁護士に相談すべきかどうか徹底解説」も参考にしてみてください。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
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2級ファイナンシャルプランニング技能士
監修者 武藤 英次の一言コメント!
毎月の約定返済額は「最低返済額」と言い換えることができます。
カードローンの約定返済は必要最小限の金額に抑えられているため、それだけで満足していると借入が長期化してしまいます。
また返済金額には多くの支払利息が含まれています。(返済額の半分ほどが利息ということもあります)
そのため毎月コツコツと返済しているつもりでも、実際には思ったほど返済が進まないと感じる方が意外と多いのです。
余裕がある月は積極的に金額を増やして返済を進めましょう。
随時返済はカードローン利用にあたって必ず利用するべきテクニックの一つです。
武藤さん