更新日: 2017年4月19日

カードローンを滞納したらどうなる?FPが徹底解説!

「カードローンを利用しているけど、返済できなくなりそう…」「あとちょっとで滞納になりそうで困った…」など、カードローンの返済にお困りの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

カードローンは、月に1度返済する必要があります。そのときに、返済できずに期日を過ぎてしまうと、「滞納」という状態に陥ってしまいます。

実際に滞納してしまった場合に、どのようなペナルティーがあるのでしょうか。
ここでは、カードローンの滞納に関する情報を解説し、実際の事例を交えながらお話していきます。

滞納したらどうなる

カードローン滞納したときのペナルティー

カードローンの滞納には、ペナルティーが伴います。
なぜペナルティーが伴うのかというと、カードローンを利用する際に「遅れず返済を行う」という内容の契約を結んでいるからです。

つまり、カードローンの貸主からすれば、滞納は完全なる契約違反に該当しているといえます。
したがって、契約違反の損害賠償としてペナルティーが存在しています。

カードローンを滞納した際のペナルティーは下記のとおりです。

カードローン滞納のペナルティー

  • 追加融資の停止
  • 遅延損害金が課される
  • 督促の開始
  • 信用情報に延滞履歴が載ってしまう
  • 最悪の場合、裁判により財産差し押さえ

それぞれ簡単に解説します。

追加融資の停止

カードローンを滞納した際にまずペナルティーとして課されるのが、「追加融資の停止」です。
カードローン会社の中には、滞納した時点で追加融資を自動でストップするシステムを組んでいる場合もあります。

したがって、滞納分をすぐに返済しなければ、追加で借入できなくなってしまうのです。
ちなみに、滞納を解消した後すぐに自動で追加融資可能となるカードローンもあれば、一度連絡を入れなければ再利用することのできないカードローンもあります。

遅延損害金が課される

遅延損害金とは、一種の損害賠償金と捉えるとわかりやすいでしょう。
通常の借入時には、元金と利息分を併せて返済します。

滞納してしまった場合は、これに加え、「遅延損害金利率」によって計算された遅延損害金を上乗せして支払う必要があるということです。

この遅延損害金は、残高と経過日数によってどんどん上積みされてしまいます。
つまり、遅延損害金が課されてしまう以上できる限り早期に返済を行わなければ、より一層返済困難な状態に陥ってしまうということです。

遅延損害金については、「カードローンの遅延損害金が発生してしまった場合の対処法を徹底解説」を参考にしてみてください。

督促の開始

返済期日を過ぎた時点で、督促が始まります。
ただし、初期の督促はそこまで厳しい内容ではなく、返済し忘れを指摘するような内容で電話連絡が入ります。

その連絡を無視すると、督促ハガキが自宅に郵送されます。
それに併せて連絡頻度も上がります。

連絡自体は威圧的な内容ではありませんが、「返済はいつごろ可能でしょうか」という質問が必ずあります。
連絡を放置すると事態が急速に悪化しますので、誠実に対応するようにしてください。

信用情報に延滞履歴が載ってしまう

カードローン会社が滞納を認識した時点で、信用情報に延滞履歴が載ります。
ただし、この場合の延滞履歴は事故情報(ブラックリスト)として扱われるほど重度のものではなく、返済し忘れ等と同様の扱いとなります。

この時点であれば、早急に滞納状態を解消することで、次回審査への影響を最小限に抑えることができます。
事故情報として取り扱われるのは、3ヶ月以上滞納を継続した場合です。

事故情報が記載された場合、住宅ローンやクレジットカード審査など、信用情報を利用するほぼ全ての審査に通らなくなってしまいます。

最悪の場合、裁判により財産差し押さえ

滞納を継続すると、最悪の結末として裁判が待っています。

この裁判では財産の差し押さえ請求が行われるため、裁判所の命令によって法的に財産を差し押さえられます。したがって、よほどの事情がない限り、拒否することはできません。

このように、カードローンの滞納は非常に高いリスクを伴うということです。

実際におこった事例紹介

実際におこった事例紹介アイキャッチ画像

実際にカードローンを滞納してしまい、財産を差し押さえられてしまったAさんの事例をご紹介します。

Aさんのプロフィール
職業 会社員
家族構成 4人家族
カードローンの利用目的 パチンコで作ってしまった借金の返済

事例

Aさんは、パチンコが大好きな方で、毎日のように最寄りのパチンコ店へ通っていました。
その際、連日10万円単位の損失を出してしまい、「取り返さなきゃ」とカードローンでお金を借入することにしました。

カードローン審査を受けて、50万円の融資枠が可決されました。
Aさんは10万円ずつ現金を引き出して連日パチンコ店に通いましたが、またしても連日損失を出してしまいました。

気付いた頃には、既に融資枠の限界まで借入を行ってしまっていました。

Aさんは、そのことを家族に隠していました。
カードローンの返済日が過ぎ、次第に携帯へ督促の連絡が入るようになりました。

Aさんは恐怖のあまり、連絡を無視していました。
連日の連絡を無視し続け、とうとう自宅へ督促状が送られてきました。
家族も不思議に思ったものの、Aさんを信頼し、深くは聞かなかったそうです。

そしてある日、連日の郵便物をも無視し続けたAさんが、給与口座の通帳を記帳してみると、残高が差し押さえられていました。

この出来事が発端となり、Aさんは妻の信頼をも失い、最終的に離婚へと繋がってしまったのでした。

FPの見解

ギャンブルが原因で、カードローンを利用してしまう方は非常に多いです。
しかし、「取り返そう」という気持ちで借金をしてしまうのは非常に危険です。

上記例をご覧いただくと分かるように、カードローンを滞納するリスクは非常に高いです。
カードローンを利用する際は、しっかりと返済計画を立てて、計画的に利用してください。

計画的な返済については、「カードローンの返済シミュレーションから計画的な返済をしましょう」を参考にしてみてください。

FPが教える滞納になりそうなときの対処法

FPが教える滞納になりそうなときの対処法アイキャッチ画像

現状でカードローンを滞納する可能性が高い場合、できる限り早いタイミングでカードローン会社に相談するようにしてください。

なぜかというと、事情を話すことで督促を防ぐことができたり、返済期限の変更が可能になったりする場合があるからです。カードローン会社に相談する際は、

  • 返済できない事情
  • いつごろなら返済できるか

をできるかぎりハッキリ伝えましょう。
さらなる事態の悪化を防ぐため、ここで申告した期限は必ず守るようにしてください。

カードローン滞納になった場合の対処法

カードローン滞納になった場合の対処法アイキャッチ画像

やむを得ずカードローンを滞納してしまった場合には、早急にカードローン会社へ相談してください。

ここでカードローン会社への連絡が遅くなってしまうと、携帯に督促の連絡が入ったり、自宅に督促状が届いてしまったりしてしまう可能性があります。

相談内容によっては、一定期間返済額の減額処置を受けられるケースがあります。

その後、どうしても返済の目処がつかない場合は、債務整理等を検討する必要があります。
債務整理に関しては、債務整理を専門としている弁護士に相談するといいでしょう。

返済期間内に返済できなかった場合については、「カードローンの返済期間内に返済できなかったらどうなる?」や「カードローンの返済が遅延してしまったら? リスクと対処法をFPが徹底解説」を参考にしてみてください。

まとめ

カードローンの滞納は、非常に高いリスクを伴います。
滞納状態を継続してしまい、信用情報に事故情報が載ってしまった場合、他のローン審査にも大きな影響が及ぶことになります。

すなわち、住宅ローンやクレジットカードの審査に一切通らなくなってしまう可能性があるのです。
それほど、信用情報がもたらすデメリットは大きいといえます。

カードローンを利用する際は滞納につながることの無いよう、返済計画を立てて利用してください。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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