更新日: 2017年8月22日

カードローンは一括返済がお得?FPが教える一括返済の方法

「生活に少し余裕が出てきました。カードローンは一括返済したほうがいいのでしょうか?」というご質問は非常に多いです。
もちろん、一括返済についてはメリットが多く、活用することで大幅に利息を削減することができます。

しかし、どんな状況でも一括返済すべき、というわけではなく、一括返済したほうがいい場合としないほうが良い場合があるのです。
ここでは、一括返済することでどのくらいの利息を削減でき、どのように返済すればいいのか、詳しくお話していきます。
これを読んだ後には、今一括返済した方がいいのしない方が良いのか判断でき、あなたの最適な返済方法が知れます。

カードローン 一括返済

カードローンの一括返済方法について知ろう!

「カードローンの一括返済はどんな方法が良いのか」「カードローンの一括返済は手数料が必要なのか」と、カードローンの一括返済に疑問を持つ方は非常に多いです。

なぜかというと、ほとんどのカードローンの公式ホームページで「約定返済」や「随時返済」には触れているものの、一括返済に触れているホームページが非常に少ないからです。
したがって、一括返済する際には、情報収集やシミュレーション計算が必要となります。

カードローンにおいての一括返済とは、元金と利息を1度に返済することを指します。
カードローンの返済方式は「リボルビング払い」がほとんどで、クレジットカードなどの「分割払い」とは計算方法が異なります。

また、カードローンの種類、返済方法によっては利用手数料がかかってしまう可能性があります。
下記に大手銀行カードローンと、ネット銀行カードローンの利用手数料をまとめましたのでご参考ください。

銀行カードローン手数料まとめ
名称 返済方法 手数料
三菱東京UFJ銀行
「バンクイック」
自動支払
(引き落とし)
無料
ATM 三菱東京UFJ銀行ATM、提携ATMともに無料
振り込み 有料
インターネットバンキング 三菱東京UFJ銀行口座のみ無料
三井住友銀行カードローン 口座振替 無料
ATM 三井住友銀行ATM、提携ATMともに無料
振り込み 有料
りそな銀行カードローン 自動引き落とし 無料
ATM りそな銀行ATM、提携ATMとも時間帯により有料
マイゲート
(インターネット上の会員ページ)
無料
みずほ銀行カードローン 自動引き落とし 無料
ATM 原則有料
みずほダイレクト
(インターネットバンキング)
無料
楽天銀行
「スーパーローン」
口座振替 無料
提携ATM 無料(一部例外有)
インターネット
(Pay-easy)
無料
オリックス銀行カードローン 口座振替 無料
振り込み 有料
提携ATM 無料

上記をご覧いただくとわかるように、カードローンにより利用可能な返済方法、利用手数料の有無が異なります。
一括返済は口座振替以外の方法で可能ですが、振り込みの場合は、各金融機関によって定められた利用手数料がかかってしまいます。

例を挙げると、一括返済の金額が3万円以上で振り込みにより返済する場合、216円~648円程度の手数料が発生します。
したがって、一括返済する際は大手銀行であれば自社ATMを利用し、ネット銀行であれば提携ATMを利用して返済すれば、手数料を節約することができます。

カードローンは一括返済がお得?
支払額と利息を比較してみよう

カードローンは一括返済がお得?

「カードローンを一括返済したら、いくら節約できるのかな?」と、疑問を持っている方もいらっしゃると思います。
ここで必要な知識に触れておくと、クレジットカードの分割払いを一括返済する場合は「戻し手数料計算」が必要となりますが、カードローンには必要ありません。

これはどういうことかというと、クレジットカードの分割払いの場合、手数料(利息)と元金の合計額を分割回数で割って計算しているため、一括返済する際には浮いた手数料を含めて計算する必要があるということです。

しかし、カードローンはリボルビング返済方式ですので、毎月の借入残高に応じてその都度利息を支払います。つまり一括返済する際は、元金部分と約定返済日までの日数分にあたる利息だけを支払う、ということです。

では、一括返済でどの程度の利息額を節約できるのか、下記の表をご覧ください。
※30万円を金利15%で借り入れしていて、毎月1万円ずつ返済していると仮定したケース

カードローン一括返済比較表
一括返済期日 返済期間 一括返済額 返済合計額 一括返済無しとの利息差額
6ヶ月後 6ヶ月 261,305円 321,305円 53,512円
12ヶ月後 12ヶ月 219,616円 339,616円 35,201円
一括返済無し 38ヶ月 374,817円

注記:三井住友銀行カードローンのシミュレーション計算ツールを利用しています。
上記の表を利用し、2つのケースを検証します。

6ヶ月後に一括返済した場合の返済合計額と利息がいくらかかったか
6ヶ月後に一括返済した場合、返済合計額は321,305円で、そのうち支払った利息は21,305円となっています。
一括返済無しで返済した場合と比べると、53,512円の利息を節約できます。早期に一括返済したことで、大きな利息削減効果を得ることができています。
12ヶ月後に一括返済した場合の返済合計額と利息がいくらかかったか
12ヶ月後に一括返済した場合、返済合計額は339,616円で、そのうち支払った利息は39,616円となっています。
一括返済無しのケースと比べて、35,201円の利息を削減できています。
また、一括返済無しのケースでは返済期間が38ヶ月となっていますので、26ヶ月もの返済期間を短縮できたことになります。

このように、カードローンでは一括返済によるメリットが非常に大きいです。
しかし、冒頭でも触れたように、「一括返済したほうがいい場合」と「一括返済しないほうがいい場合」があります。次章で詳しく触れていきます。

FPが教える、一括返済をした方がいい場合と
しないほうがいい場合はどんな時?

一括返済をした方がいい場合と しないほうがいい場合はどんな時?

「一括返済したほうがいいのか、もしくはそのまま完済まで返済したほうがいいのか、悩んでいます。専門家から見てどう思われますか?」というご質問をいただいたことがあります。

結論からいうと、「一括返済を行うタイミングによりますが、いずれにしても金額の大小に関わらず、どこかのタイミングで一括返済したほうが良いでしょう」というのが専門家の見解です。

これはどういうことなのでしょうか。

実は、カードローンの返済方式である「リボルビング返済方式」は、返済金額こそ終始同額ではあるものの、返済初期と後期では元金の占める割合が異なります。
例えば、30万円を金利15%で借り入れし1万円ずつ返済したとすると、1ヶ月目の利息は3,625円です。
つまり、元金部分は6,375円しか返済できていないということです。
対して、37ヶ月目の利息は176円、元金部分は9,824円となっています。

この結果でわかるのは、約定返済額だけを返済していては、ズルズルと返済期間が長くなってしまうということです。

つまり、返済期間を短くするためには、どこかのタイミングで一括返済を考えなければならないのです。
しかし、一括返済したほうがいい場合と、一括返済しないほうがいい場合を見分けなければなりません。

見分け方は下記を参考にしてください。

一括返済したほうがいい場合
  • 一括返済しても貯金が十分にある
  • 毎月の家計に余裕がある
  • 直近に大きな費用を伴うライフイベントが無い

という条件に該当する方です。この条件に該当していれば、一括返済を行っても問題ありません。

一括返済しないほうがいい場合
  • 一括返済後、貯金残高が非常に少なくなる
  • 毎月の家計がギリギリの状態
  • 教育費や冠婚葬祭費など、直近に大きな出費を伴うライフイベントを控えている

という条件に該当する方です。このようなケースでは、一括返済後に家計がマイナスになってしまう可能性が高く、リスクを伴います。一括返済は上記の条件が解消した時点で行いましょう。

まとめ

カードローンの一括返済はメリットが多く、大きな利息削減効果を期待できます。
ご自身のライフプランに合わせて、一括返済する時期を考えてみましょう。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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