更新日: 2016年10月26日

カードローンの遅延損害金が発生してしまった場合の対処法を徹底解説

「あわわ、今月の返済が間に合わない…どうしよう」というように、カードローン返済中にお金がなくなってしまった場合、そのまま放置してしまう方も中にはいらっしゃるでしょう。
しかし、貸金契約を結んでいる以上返済は義務であり、いかなる理由があったとしても「延滞」に該当してしまいます。
カードローンを延滞してしまった場合、「遅延損害金」というペナルティが課されます。
ここでは、この遅延損害金は、いくら払ったらいいのかや計算方法などをご紹介致します。

カードローン 遅延損害金

銀行カードローンの遅延損害金表

遅延損害金とは、通常金利とは別に延滞ペナルティとして課されるお金のことを指します。
遅延損害金は概ね14~20%までの間で、各カードローンによってそれぞれ規定されています。
各銀行カードローンの遅延損害金は下記の通りです。

銀行カードローン遅延損害金まとめ
名称 遅延損害金利率
<メガバンク等の銀行カードローン>
三井住友銀行カードローン 19.94%
三菱東京UFJ銀行バンクイック 契約時と同じ金利を上乗せ
りそな銀行カードローン 14.0%
みずほ銀行カードローン 19.9%
じぶん銀行カードローン 18.0%
ソニー銀行カードローン 14.6%
<ネット銀行のカードローン>
住信SBIネット銀行Mr.カードローン 20.0%
楽天銀行スーパーローン 19.9%
オリックス銀行カードローン 借り入れ利率プラス2.1%

上記をご覧いただくとわかるように、カードローンの遅延損害金は各社バラバラです。
りそな銀行カードローンにいたっては14.0%と非常に低く設定されています。
しかし、遅延損害金の利率が低いからといって、延滞しても問題がないわけではありません。
カードローンを延滞してしまうと、

  • 遅延損害金が課される
  • カードローンの追加融資を受けることができなくなる
  • 信用情報に延滞履歴が記録される

などのデメリットがあります。なかでも、信用情報に延滞履歴が記録されてしまうことで、信用情報を利用して審査を行う「クレジットカードの新規申し込み」や「各種ローンの新規貸付」などの審査に通りにくくなってしまいます。
さらに、延滞情報が記録されてしまった信用情報の回復には、とても長い年月がかかってしまいます。

したがって、なるべく延滞しないような対策をとっておく必要があります。

信用情報の保有期間や取り寄せに関しては「カードローンの返済が遅延してしまったら? リスクと対処法をFPが徹底解説」の記事で触れていますので、気になる方はご覧ください。

カードローンの遅延損害金の計算方法

カードローンの遅延損害金は各社に違いが見られるものの、課される金額の計算方法は同一です。
遅延損害金は、下記の計算式を用いて計算します。

遅延損害金の計算式
借入残高×遅延損害金利率÷365×延滞した日数=遅延損害金額
例題
遅延損害金利率19.0%のカードローンで10万円を借り入れし、30日間延滞してしまった場合は、
100,000×0.19÷365×30=1,561
支払いが必要な遅延損害金は、1,561円となります。

遅延損害金は、一定の違約金として取り扱われます。
利息制限法の上限金利が20%となっている都合上、20%以上の遅延損害金利率を定めているカードローンは存在しませんが、かなり割高に設定されているケースがほとんどです。
つまり、大きな経済的負担になってしまうということです。

カードローンの遅延損害金の支払い方法

カードローンの遅延損害金を支払う際でも、通常の返済方法を利用することができます。
遅延損害金を支払う基本的な流れは、

  1. 遅延損害金の請求額を、会員ページ等で確認しておく
  2. ローンカードを利用して、遅延損害金+返済金額を返済する
  3. 返済明細を受け取り、遅延損害金と返済金額の返済が完了

という3ステップで完了することができます。注意点として、遅延損害金の計算は日数計算で行われます。
したがって、会員ページで確認後翌日の返済になってしまうと、更に遅延損害金が増えてしまいます。
遅延損害金の利率は非常に高く設定されていますので、できる限り早い返済を心がけましょう。

また、返済には遅延損害金だけはなく、通常の約定返済金額も併せて必要となりますので注意してください。

FPが教える遅延損害金を減らす方法!

遅延損害金を減らすには、延滞している元金を早急に返済する以外の方法はありません
インターネット上の記事では、「カードローン会社に相談すれば減額してもらえる可能性がある」と書かれているものもありますが、実はこのような可能性はゼロに等しいのです。

なぜかというと、遅延損害金がすでに発生してしまっているということはすなわち、要注意顧客だと認識されているということです。

したがって、遅延損害金が発生する前にカードローン会社へ相談できていなければ、約定返済額の減額措置等をとってもらうことはできません。
一度発生した遅延損害金は契約上の理由からも支払う義務を負うことになっています。

つまり、遅延損害金の減額が認められることはありません

遅延損害金を支払わないとどうなる?

発生した遅延損害金を支払わない、ということはすなわち、「契約上の債務履行を果たしていない」ということになります。
したがって、延滞後の処置としては一番精神的負担の重い、「裁判手続き」の事前準備が進行することになります。
裁判の事前準備として、

  • 債権回収会社への債務移譲
  • 内容証明郵便を利用した、自宅への督促通知
  • 借入残高と遅延損害金の合計額を一括請求

などを行われるケースが多いです。これらの手続きが進められる速度はカードローン会社によって異なります。
ちなみに、無相談で遅延損害金も支払っていない場合、最も早い手続きがとられます。

FPが教える遅延損害金を支払えないときの対処法

「特別な事情があって、どうしても遅延損害金を支払えない…」というような場合、利用者は非常に大きな精神的負担を強いられるでしょう。
このような状態のまま無連絡で延滞し続けてしまうと、法的手続きをとられてしまう可能性が高くなってしまいます。
そこで、遅延損害金が発生してしまった場合にまずするべきことは、「カードローン会社への相談」です。

遅延損害金が発生してしまった時点で、早急にカードローン会社へ相談しましょう。
なぜカードローン会社に相談すべきなのかというと、遅延損害金の取り消しは不可能だったとしても、法的手続きの進行を一時的に遅らせてもらうことも場合により可能だからです。
まずは、

  • 遅延してしまった理由
  • これからどのくらいの期間返済できないか
  • 遅延損害金を支払う意志がある

の3点をご自身で整理したうえで、カードローン会社に相談しましょう。

カードローン返済が遅れそうなときの対処法

カードローンの返済が遅れそうなときの対処法として、

  • 今後の返済が間違いなく可能であれば、追加融資を受けて返済を次月に持ち越す
  • カードローン会社へ早急に相談する
  • 生活水準を見直す

などがありますが、どのような経済状態なのかによって対処は異なります。
もしどうしても遅れそうな場合、早めにカードローン会社へ相談しておくと良いでしょう。

FPが教える今後遅延しないための工夫

返済が遅延してしまうと、遅れる期間が長いほど社会的信用に影響してしまいます。
したがって、できる限り返済に遅れないような工夫が必要です。まず一番重要なのは、全体の利息額を計算したうえでご自身の返済能力を再計算することです。

返済能力よりも返済額が多い場合、ほとんどのケースで遅延に繋がってしまいます。
一度全ての支出額を紙に書き出し、必要なお金を明確化しましょう。

返済計画については、「カードローンの返済シミュレーションから計画的な返済をしましょう」も参考にしてみてください。

まとめ

カードローンの遅延損害金は、非常に高い利率で設定されています。
もちろん、低い利率ではペナルティとしての意味がありませんから、当然のことといえば当然のことでしょう。

しかし、一度課されてしまうと経済的負担の大きいペナルティですので、明確な返済計画を立ててカードローンを利用しましょう。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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