更新日: 2017年3月9日

カードローンの返済なら繰り上げ返済がお得!

「カードローンを効率良く返済する方法を知りたいです」という方、とても多いのではないでしょうか。
カードローンは非常に利便性が良く、ライフスタイルに合った使い方のできる商品です。

その反面返済に苦労するケースも多く、長期の返済になってしまいがちです。
さらに、「借り入れ」に関して言及しているインターネット上の記事は多いものの、「返済」に関して言及している記事は少ないため、返済に関する知識を求めている方が多いのです。

ここでは、カードローンの「繰り上げ返済」のメリット・デメリットや、効率的な返済方法について詳しく解説し、どの方法が一番適した返済方法なのかをお教えします。

カードローン 繰り上げ返済

カードローンの繰り上げ返済のメリット・デメリット

カードローンは大きく分けて2種類の返済方法があり、

  • 約定返済
  • 随時返済

に分かれます。

約定返済とは、契約上定められた期日に行う返済のことを指します。
返済手段としては、「銀行引き落とし」「ATMから返済」「銀行振り込み」などがあり、カードローンによって利用できる返済手段は異なります。

約定返済返済手段イメージイラスト

約定返済で利用されることの多い手段は「銀行引き落とし」で、融資枠によって定められた金額を毎月返済します。
この定められた金額のことを「約定返済額」といいます。
わかりやすくいえば、約定返済は「必要最低限の返済」と捉えることができます。

随時返済とは、約定返済とは異なるタイミングで返済することを指します。
約定返済とは逆の、「臨時的な返済」と捉えると良いでしょう。

返済手段は、「銀行振り込み」「ATMから返済」「インターネット返済」などがあり、冒頭で触れた「繰り上げ返済」も随時返済の一種です。

随時返済返済手段イメージイラスト

繰り上げ返済とは、約定返済とは別のタイミングで返済したり、毎回の返済金額を増やしたりと、早期完済を目指すために有効な手段です。

繰り上げ返済は、返済手段によって利用手数料が必要となる場合があります。ここでは、この「繰り上げ返済」にスポットを当てて詳しく解説します。

繰り上げ返済のメリット・デメリットを簡単にまとめましたのでご覧ください。

繰り上げ返済のメリット・デメリット
メリット デメリット
利息額を削減できる 毎回の返済額が増える場合は
毎月の負担が大きくなる
返済期間が短くなる 一度に大きなお金が必要になる
総返済額を少なくすることができる 返済方法によっては手数料が必要になる
精神的不安の軽減 無理に繰り上げ返済すると
家計が赤字になってしまう可能性がある

カードローンの繰り上げ返済は、必ず金銭的負担が伴います。
したがって、無理に繰り上げ返済してしまうと、ケースによっては家計の負担が大きくなりすぎてしまいます。

つまり、繰り上げ返済が可能かどうか、見極める必要があるということです。

繰り上げ返済のメリットは返済額に関するものが多く、特に返済期間の短縮による利息削減効果は非常に大きいです。
カードローンは「リボルビング返済方式」という利息計算方法ですので、約定返済だけでは返済期間が長くなってしまう傾向があります。
したがって、繰り上げ返済を上手く活用することができれば、効率的に完済を目指すことができるのです。

FPが教えるカードローンの繰り上げ返済を
「した方がいい人」と「しない方がいい人」の違い

繰り上げ返済をした方がいい人としない方がいい人の違いイメージイラスト

「カードローンの繰り上げ返済を考えています。どのような場合に繰り上げ返済したほうがいいのでしょうか」というご質問をよくいただきます。

結論からいうと、「ライフプランを立てた上で経済状態が良い場合は、繰り上げ返済すると良いでしょう」と返答します。
なぜなら、ライフプランは人によって異なり、経済状態は外から見えない場合が多いからです。
ここでは、「繰り上げ返済したほうがいい人」と「繰り上げ返済しないほうがいい人」の実例を挙げて解説します。

繰り上げ返済したほうがいいケースの解説

繰り上げ返済したほうがいいケースの解説

<条件:カードローンで30万円を金利14.5%で借り入れ、毎月10,000円ずつ返済しているケース>

繰り上げ返済したほうがいいAさんのケース
職業 会社員
勤続年数 14年
年収 420万円
借入金額 30万円
毎月の返済額 10,000円
全支出後、毎月手元に残る金額 20,000円
貯金 40万円
繰り上げ返済額 20万円
繰り上げ返済により削減された利息額 約53,000円
繰り上げ後の合計返済額 約320,000円

※カードローンの利息は日割り計算のため、繰り上げ返済日により多少の誤差が生じる可能性があります。

繰り上げ返済したほうがいいAさんのケースでは、5回目の返済後に20万円を繰り上げ返済しました。
結果、返済期間は25ヶ月短くなり、利息が約53,000円削減されました。
このケースでは以下のポイントから、「繰り上げ返済したほうがいい」と判断しています。

  • 勤続年数が14年と長く、今後も年収が安定している可能性が高いこと
  • 毎月20,000円手元に残るため、貯金のできる経済状態だということ
  • 貯金額の半分の20万円であれば、緊急出費が必要になったとしても対応できると考えられるため

Aさんの家計は、比較的安定している状態だと言えるでしょう。
安定している状態で繰り上げ返済を活用することで、将来的に生じる経済負担を効率的に削減することができます。

繰り上げ返済しないほうがいいケースの解説

繰り上げ返済しない方がいいケースの解説

繰り上げ返済しないほうがいいBさんのケース
職業 会社員
勤続年数 1年
年収 220万円
借入金額 30万円
毎月の返済額 10,000円
全支出後、毎月手元に残る金額 1,000円
貯金 40万円
繰り上げ返済額 10万円
繰り上げ返済により削減された利息額 約37,000円
繰り上げ後の合計返済額 約340,000円

※カードローンの利息は日割り計算のため、繰り上げ返済日により多少の誤差が生じる可能性があります。

Bさんのケースでは、5回目の返済後に10万円を繰り上げ返済したことで利息が約37,000円少なくなり、返済期間も13ヶ月短くなりました。
このケースでは以下のポイントから、「繰り上げ返済しないほうがいい」と判断しています。

  • 勤続年数が短いため、現在の年収が今後も継続すると判断できない
  • 毎月手元に残る金額が非常に少なく、繰り上げ返済によりリスクを伴う可能性がある
  • 10万円は全貯金額のため、今後の緊急出費の可能性を考えるとリスクが高いため

Bさんの家計の状態は毎月ギリギリの状態です。かろうじてプラス収支ではあるものの、このタイミングで貯金を全て繰り上げ返済に回すのはリスクが高いです。

したがって、繰り上げ返済せずに返済を進め、経済状態が改善されたタイミングで繰り上げ返済できるよう、明確なライフプランを立てると良いでしょう。

FPが教える、カードローンの計画的な
返済方法とは?

カードローンの計画的な 返済方法とは?イメージイラスト

カードローンを計画的に返済する方法は、実はすごくシンプルです。
それは、「借り入れ前に完済時期を決めてしまうこと」です。

完済時期さえ決めてしまえば毎月の返済額が必然的に決まり、毎月の返済額を実現するためのライフプランを立てることができます。

完済時期から逆算的に返済計画を立てることで、計画的にカードローンを返済することができるでしょう。

返済計画については、「カードローンの返済シミュレーションから計画的な返済をしましょう」を参考にしてみてください。

カードローンの繰り上げ返済シミュレーション

ここでは、5万円、10万円、15万円を繰り上げ返済した際のシミュレーション計算をまとめました。
条件としては、20万円を金利14.5%で借り入れ後毎月10,000円ずつ返済しており、5回目の返済後に繰り上げ返済を行った場合のシミュレーションです。
ぜひ参考にして下さい。返済額シミュレーターを使いたい方はこちら

カードローンの繰り上げ返済シミュレーション
繰り上げ返済額 削減された利息額 減少した返済回数 総返済金額
50,000円 9,000円 5回 221,000円
100,000円 15,000円 10回 215,000円
150,000円 19,000円 17回 211,000円
通常返済 0円 0回 230,000円

※カードローンの利息は日割計算のため、実際とは多少異なる場合があります。
※百円単位は切り上げて計算しています。

このように、返済初期に繰り上げ返済することで、少額でも大きな利息削減効果を得ることができます。
資金に余裕ができた時は、こまめに繰り上げ返済するようにしましょう。

まとめ

カードローンの返済方式である「リボルビング返済方式」は、繰り上げ返済することで大きな利息削減効果を得ることができます。
明確な返済プランを立てつつ、計画的に返済しましょう。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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