2017年11月24日

おまとめローンとは?審査や金利・返済を徹底解説

おまとめローン

「ついついたくさん借り過ぎてしまって、返済が大変…」というように、カードローンの返済に苦労してしまう方は非常に多いです。

特に、消費者金融カードローンの場合は金利が高めに設定されているため、何社も利用してしまうことで返済困難な状態に陥ってしまう可能性が高くなります。
「なんとかして自力で返済したい」という方におすすめなのが「おまとめローン」です。

ここでは、おまとめローンがどのようなものでどのように活用すれば良いのか、わかりやすくご説明します。

カードローンのおまとめの利用方法をFPが徹底解説

おまとめローンとは

おまとめローンとは、既に契約している複数の貸金契約を1つにまとめ、返済の効率化を図るものです。

消費者金融や銀行で取扱われており、通常のカードローンと同様に審査を経て融資が行われます。
審査はカードローンの新規申し込み時よりも比較的厳しい基準となっています。

したがって、虚偽の申告や信用情報に問題があった場合は、審査に落ちてしまう確率も高くなります。

おまとめローンを理解する上で重要な点として、「総量規制」があります。
総量規制は貸金業法において定められているもので、貸金業者による年収の3分の1以上の貸付を禁止しています。

銀行は貸金業者に該当せず、消費者金融は貸金業者に該当します。
つまり、通常であれば、消費者金融カードローンでおまとめすることは総量規制の関係から難しいはずなのです。

しかし実は、総量規制には「例外項目」というものがあり、消費者に一方的有利となる契約の場合は、年収の3分の1以上を貸付することができるようになっています。

つまり、消費者金融のおまとめローンは総量規制の例外項目に該当し、年収の3分の1以上でも借り入れすることができるのです。

ここまでを読むと、「消費者金融のおまとめローンか銀行のおまとめローン、どちらが良いの?」という疑問をお持ちになるでしょう。

消費者金融のおまとめローンか銀行のおまとめローン

結論からいうと、銀行のおまとめローンの方が断然良いです。

理由は、消費者金融の取り扱うおまとめローンは金利が高く設定されている傾向があるため、おまとめしても大きな利息削減効果を得るのは難しいからです。

銀行のおまとめローンは低金利に設定されていますので、上手く活用することができれば大きな利息削減効果を得ることができます。

おまとめローンの返済イメージ

おまとめローンを活用することで、効率良く返済することができます。
ここでは、例題を用いておまとめローン利用前と利用後を比較してみましょう。

例題

Aさんは消費者金融2社から50万円ずつ、合計100万円を金利18%で借り入れしており、毎月3万円を返済しています。
しかし、返済の効率化を図るため、低金利なおまとめローンを利用しようと考えています。

1.おまとめ前
  • 50万円を金利18%で毎月2社に15,000円ずつ返済すると、47ヶ月で完済
  • 利息金額は2社合計で388,100円
2.金利9%でおまとめした場合
  • 消費者金融の場合と同様毎月3万円ずつ返済すると、39ヶ月で完済
  • 合計利息金額は155,044円
3.まとめ
おまとめすることで返済期間が8ヶ月短縮し、合計利息金額が233,056円減少しました。

上記をご覧いただくとわかるように、おまとめローンを活用することができれば、返済期間の短縮や合計利息金額の減少効果などを得ることができます。
つまり、おまとめにすることで、総返済額を減らすことができるため、複数社から借りている人は検討してみるといいでしょう。

おまとめローンを利用するメリット・デメリット

おまとめローンを利用するメリット・デメリット

先述したように、おまとめローンを活用することができれば大きなメリットを得ることができます。

しかし、メリットばかりというわけではなく、当然のことながらデメリットも存在しています。

おまとめローンのメリット・デメリットを下記にまとめました。

おまとめローンのメリット・デメリット
メリット デメリット
利息を減らすことができる 慎重に選択する必要があるので手間がかかる
返済期間を短縮することができる 審査が厳しい傾向がある
毎月の返済金額を少なくすることもできる 返済シミュレーションを行ってから借り入れしないと、
逆に返済期間が長くなってしまうこともある
返済に集中することができる 選択ミスをすると、利息が増えてしまう場合がある

デメリット対策として大きなポイントとなるのは、「返済シミュレーション」と「おまとめローンの選び方」です。

このポイントを押さえておかなければ、「おまとめする前のほうが返済しやすかった…」ということになりかねません。

おまとめローンの選び方は後述しますが、おまとめローンの返済シミュレーションを行うときは、カードローンの公式ホームページに設置されているシミュレーターを利用するか、
当サイト内にある金利シミュレーターから計算し、いつまでにいくら返済しするとお得なのかを調べておきましょう。

FPが教えるおまとめローンが合う人合わない人

FPが教えるおまとめローンが合う人合わない人

おまとめローンにはデメリットも存在しているため、合う人もいれば合わない人もいるでしょう。
簡単にまとめましたのでご参考ください。

おまとめローンが合う人

  • 複数の消費者金融から借り入れを行っている
  • 毎月の返済が辛く、返済困難な状態に陥る可能性がある
  • 過去の延滞履歴が無い
  • 年収が安定している

おまとめローンが合わない人

  • 過去に延滞したことがある
  • すでに審査に何回も落ちている
  • 現在利用しているカードローンの金利が10%以下
  • すでに完済間近

おまとめローンは学生でも利用可能なのか

結論からいうと、学生でもおまとめローンを利用することは可能です。
ただし利用の際は、アルバイト・パートなどで収入を得ている必要がありますので、注意してください。
ちなみに、学生の場合と同様、パート・アルバイト等で収入を得ている主婦の方でも、おまとめローンは利用することができます。

おまとめローンには専用商品があります

おまとめローンをしたい方は、おまとめローンができる専用の商品を選ぶといいでしょう。
専用商品が用意されている主な金融機関は、「アイフル」「プロミス」「イオン銀行」などで利用することも可能です。

おまとめローンはクレジットカードのリボ払いも対象か?

「クレジットカードのリボ払いもおまとめローンで一本化したい」という方も中にはいらっしゃると思います。
結論からいうと、おまとめローンはクレジットカードのリボ払いも対象になります。
ただし、利用する商品によっては対象の範囲が異なる場合もありますので、不安な方は一度問い合わせた上で申込するようにしましょう。

アイフルのおまとめ専用商品「おまとめMAX」について

アイフルで用意されている商品は、通常のカードローンより低金利でお金を借りることができ、多重債務者の方には、返済額の負担が少しでも減らせられるようになっております。

利率 12.0%~15.0%(実質年率)
契約限度額又は貸付金額 1万円~500万円
各回の返済金額 毎月決められた固定金額(ただし、初回と最終回は異なる場合があります。)

プロミスのおまとめ専用商品

プロミスのおまとめローンの特徴としては、総量規制対象外でお借入ができる点です。
年収の1/3を超えるお借入がある方でも、申込みすることができます。

利率 6.3%~17.8%
限度額 300万円まで
借換え対象となるローン 消費者金融・クレジットカードなどにおけるお借入れ(無担保ローン)。
※銀行のカードローン、クレジットカードのショッピングなどを除く

イオン銀行のおまとめ専用商品

イオン銀行には、おまとめローンができるイオンアシストプランという商品があります。
ネット銀行のため、手続きをインターネットから申込みができるためご融資まで来店不要でできる便利な商品となっています。

利率 年3.8%~年13.5%
限度額 30万円~700万円
各回の返済金額 毎月決められた固定金額(ただし、初回と最終回は異なる場合があります。)

おまとめローンを利用する銀行の選び方を紹介

おまとめローンを利用する銀行の選び方を紹介

おまとめローンを利用する際の銀行の選び方ポイントは、

  1. 低金利なカードローン
  2. 融資限度額が借り入れ希望額よりも大きい
  3. 「おまとめ可能」と明記されている
  4. 返済手数料がかからない

という4つがあります。

特に、おまとめに利用するカードローンの金利は非常に重要で、金利が低ければ低いほど利息削減効果は大きくなります。
したがって、できる限り金利が低いものを選びましょう。

また、おまとめローンは返済が長期化する傾向があるため、返済手数料のかからないものを選択するといいでしょう。

おまとめローンの申し込み方法の種類

おまとめローンには、様々な申し込み方法があります。
主なものは以下の5つでしょう。

申込み方法 メリット デメリット
インターネット(WEB) 手続きが最も楽。書類提出もWEB完結していれば郵送物なし ローンカードが届くまで時間がかかる
無人契約機 その場ですぐにローンカードが発行。郵送手続きなし 入退室時に人目が気になる
店舗 その場ですぐにローンカードが発行 都市部の限られた場所にしか店舗がない。平日しか店舗が開いていない
郵送 パソコン、スマホが苦手な人でも申し込める 手続きに最も時間がかかる
電話 オペレーターと直接会話しながら申し込める 手続きに時間がかかる。書類提出で郵送の必要がある

それぞれの方法にメリット・デメリットがあります。

インターネットと無人契約機はメリットがデメリットを大きく上回っていて、人気の申し込み方法です。

郵送物なしでWEB完結の業者もある

審査の際には、免許証などの本人確認書類を提出しなければいけません。
業者によっては書類提出が、インターネット(WEB)で完結しているところもあります。

提出方法は簡単です。

書類をカメラで撮った画像や、スキャンしたファイルを、インターネットでアップロードするだけです。

公式サイトに「WEB完結」と書かれていれば、申し込み時に郵送物はありません。

WEB完結は郵送物が一切ないので、審査も早く進みます。最もお勧めの申し込み方法と言えるでしょう。

三菱東京UFJ銀行「バンクイック」は、WEB完結申し込みが可能です。

各銀行のおまとめローンおすすめ比較ランキング

各銀行のおまとめローンおすすめ比較ランキング

ここまでの内容をふまえて、FPがおすすめできるおまとめローンをランキング形式でまとめました。

FPが選ぶ!おすすめおまとめローン比較ランキング
順位 名称 金利(実質年率) 上限融資額
1 りそなプレミアムカードローン 3.5%~12.475% 最大800万円
2 ソニー銀行カードローン 2.5%~13.8% 800万円

上記のランキングは、金利、融資上限額、返済の利便性など、さまざまな面から比較した上で厳選したものです。
したがって、はじめておまとめローンを利用する方でも安心して利用することができます。

おまとめローンのおすすめ金融機関

惜しくもランキング外になりましたが、先述した銀行以外にも、おまとめローンとしておすすめできる金融機関があります。
おまとめローンにおすすめな金融機関の一覧は下記のとおりです。

<おまとめローンにおすすめな金融機関一覧>

上記に挙げた金融機関の商品は、おまとめ専用ではありません。
しかし、おまとめローンとしても利用することができます。
利用方法としては、複数の借入を借り換えし一本の契約にまとめます。
そうすることで、実質的にはおまとめローンと同様のメリットを得ることができます。

加えて、銀行カードローンをおまとめとして利用する場合、消費者金融である「アコム」やクレジットカードである「ライフカード」などのキャッシング借り換えにも活用可能です。

このような柔軟さはおまとめ専用商品にはないメリットです。
おまとめローンを検討中の方は、銀行カードローンも視野に入れつつ比較すると良いでしょう。

おまとめローンの審査基準と通しやすくする方法

おまとめローンの審査基準と通しやすくする方法

おまとめローンの審査基準は、

  • 十分な返済能力を有しているか
  • 過去に延滞した履歴はないか
  • その他の借入が多すぎないか

などが重視されます。特に、延滞履歴などの信用情報が重視されるため、すでに延滞状態にある場合は審査に落ちてしまう確率が高いです。

したがって、おまとめローンの審査に通しやすくするには、返済困難な状況に陥って延滞してしまう前に申し込みする必要があります。

おまとめローンに通りやすい人とは?

おまとめローンは利用者にとって大きなメリットがある商品です。しかし、残念ながら誰でも審査に通過できるわけではありません。では、どのような人がおまとめローンの審査に通りやすいのでしょうか。おまとめローンの審査に通りやすい人の特徴をまとめました。

<おまとめローンの審査に通りやすい人の特徴>

  • 過去に延滞の履歴がない
  • 返済能力に余裕がある
  • 借入残高や借入件数が過剰になりすぎていない

上記のような人は、信用面においても好評価を得られる可能性が高く、おまとめローンの審査に通過しやすいといえます。

審査終了までの最短時間はどのぐらい?

おまとめ専用ローンは、普通のローンよりも審査に時間がかかる傾向にあります。

例えば東京スター銀行の「スターワンバンクローン」は、仮審査に最短3日かかります。

実際に融資されるまでは、最低でも7日程度かかるでしょう。即日融資は全く見込めません。

もし急いでいる場合は、おまとめ専用ではないカードローンを使ってください。

普通のカードローンでも借り換え、おまとめローンに使うことは可能です。審査は早ければ30分でおりることもあります。

審査時に在籍確認は必ずあるの?

おまとめローンの審査時には在籍確認が行われます。普通のカードローンと同じように、職場へと在籍確認の電話がかかってきます。

どうしても職場の都合で、電話での在籍確認が難しい場合はどうすればいいでしょうか?
申込前に相談すれば、給与明細で代用してくれる可能性もあります。

事情を電話で説明してみましょう。

審査にどこも通らない原因とは?

おまとめローンの審査になかなか通らない人は、何かしらの原因があります。
審査に通らなかった時に「運が悪かった」と考えるのはやめましょう。

審査に通らなかった原因を探り、その原因を解消することを考えてください。

審査に通らない主な原因としては、以下があげられます。

収入に対して、おまとめ額が多すぎる

おまとめローンを利用しようとする人は、多額の借入があるのが普通です。年収に対して、それなりに多いおまとめ額になってしまうでしょう。

あまりにも年収とおまとめ額のバランスが取れていない場合は、審査に通りづらいです。

銀行系カードローンを消費者金融でおまとめしようとしている

消費者金融では、銀行系カードローンをおまとめすることはできません。おまとめ対象として銀行からの借入れを除外しているところが大半です。

どうしても銀行系カードローンを消費者金融でおまとめしたいなら、アイフルを使いましょう。

アイフルなら銀行系カードローンもおまとめできます。

消費者金融の総量規制に引っかかっている

消費者金融では、いわゆる総量規制によって、年収の3分の1以上の借入れが禁止されています。

すでに他社借入額が年収の3分の1に達している場合、融資を断られるでしょう。

ただし、消費者金融でも総量規制の対象外となる、特別なおまとめローンもあります。

  • アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」
  • アイフル「貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン おまとめMAX」

これらのローンであれば総量規制の対象外です。年収による借入制限はありません。

一般的な消費者金融カードローンの金利よりも下がり、限度額も多くなるでしょう。

信用情報機関に金融事故が登録されている

長期の延滞や、自己破産などの金融事故は「信用情報機関」に情報が登録されます。

信用情報機関は金融機関同士の相互ネットワークです。

他社で起こした金融事故でも審査時に把握することができてしまいます。

もし信用情報機関に金融事故が登録されていれば、審査には通りづらいでしょう。

これらの原因に1つでも当てはまる人は、まずその原因を解消しましょう。

審査に落ちても何も原因を改善せずに、次のおまとめ業者に申し込んではいけません。
ひたすら審査に落ち続けるだけです。

おまとめローンは貸し出し額が多くなりやすいため、審査は慎重に行われます。

普通のカードローンの審査よりも、万全の態勢で望みましょう。

おまとめローン返済期間の増額は可能か?

「おまとめローンを返済しているけど、少し増額したい…」とお考えの方もいらっしゃると思います。
結論からいえば、増額できるかどうかは利用している商品によって異なります。

例えば、消費者金融が取り扱うおまとめ専用商品の場合、借入限度額はおまとめ残高と同じになっています。
増額を行えば余剰金になってしまう可能性があるため、基本的には対応不可となっています。
対して、銀行が取り扱う商品をおまとめとして利用している場合、限度額内での追加融資も可能になっています。
したがって、利用者の返済能力に余裕があるのであれば、増額も可能となります。

ただし注意点として、銀行が取り扱うおまとめローンの増額には審査が伴います。
当然ながら、既におまとめしている状態で審査を受けることになるため、審査基準も甘いわけではありません。
また、基本的に即日での増額反映は厳しいです。
増額を希望する方は、早めに増額審査を申請するようにしましょう。

FPが教えるおまとめローンの審査に
落ちてしまった場合の対処法

FPが教えるおまとめローンの審査に落ちてしまった場合の対処法

すでに返済困難な状況でおまとめローンの審査に落ちてしまった場合、個人再生や任意整理などの「債務整理手続」を行うことになるでしょう。

これらの手続きは一度行うと信用情報に履歴が残り、一定期間信用情報を利用するクレジットカードや各種ローンの審査に通らなくなってしまいます。

債務整理は専門家を通して手続きを行いますので、返済困難な状況に陥ってしまっている方はまず専門家に相談することをおすすめします。

まとめ

おまとめローンを正しく活用することができれば、ご自身の負担が軽くなるだけでなく、返済をさまざまな面から効率化することができ、返済額を低くできる可能性があります。
しっかりとポイントを把握し、ご自身に合ったおまとめローンを見つけましょう。

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お金が必要でも、カードローンを適当に選んでしまうのは怖いですよね。

  • 必要なタイミングで融資を受けられなかったらどうしよう
  • 思ったよりも利息が多くなって返せなくなったらどうしよう

など、さまざまな不安があるでしょう。

実際、適当に選んでしまうと失敗する可能性があります。 カードローンの特徴は商品によってさまざまで、「全員が満足するカードローン」はないのです。

だからこそ、希望に合った1枚をしっかり選ぶ必要があります。

後悔しないためにも、不安な方は一度≪検索≫することをオススメします。

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執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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