最終更新日: 公開日:2018年10月12日

【要確認】生命保険の契約者貸付制度でお金を借りるメリット・デメリット

2018年1月より審査が厳格化され、「銀行が扱うカードローン」はすべて即日審査・即日融資ができなくなりました。これに伴い、“正しい情報”への修正を進めておりますが、まだ完全ではありません。もし本記事で「銀行カードローンで即日審査・融資が可能」という内容が含まれていても、2018年1月からは「不可能」です。ご注意ください。

生命保険からお金を借りる方法を解説する男性

急な出費が続いてお金が足りないので、ボーナス支給まで短期でお金を借りたい
クレジットカードを使いすぎて、請求金額の引落に全然残高が足りなくて大ピンチ

このような感じでお金が足りなくなると、お金のことで頭がいっぱいになってしまいがちですよね。
なんとかこの状況を脱したいと思い悩まれてしまうかもしれません。
そんな時に、生命保険からお金を借りることができたら良いなと思われませんか?

生命保険の契約がある方で、お金を借りたいと思っている方なら

  • 生命保険からお金を借りる方法があるなら教えてほしい
  • 生命保険の「解約」と「貸付」ではどちらが有利なのか比較したい
  • 生命保険からお金をかりる場合の利率を把握したい
  • 貸付を受けた場合の返済方法や返済条件について知りたい
  • 返済できなくなった場合の対処法を知っておきたい
  • 銀行や消費者金融で借りる場合との違いを教えてほしい
  • 解約や契約者貸付以外に検討できる方法があるなら知りたい

といったことを思われるのではないでしょうか。

こちらの記事では生命保険の貸付制度について他の方法も比較しながらわかりやすく解説していきます。
最後までお読みいただくことで、あなたが生命保険からお金を借りるべきか判断できるようになるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。

生命保険でお金を借りる方法

生命保険は毎月の保険料の支払い、もしくは一括での払込によって事故などの際に保障を受けられる金融商品です。

いざという時に備えるのはもちろんですが、貯蓄性も兼ね備えている生命保険商品もあります。
 生命保険会社にまとまったお金を払い込んでいるので、そのお金を担保にお金を借りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

生命保険では一部の例外商品を除けば「契約者貸付」制度を利用して、お金を借りることが可能です。 

生命保険の場合、銀行の定期預金のように気軽に中途解約するのはもったいない場合も多いでしょう。その点、契約者貸付なら保険を解約せずにお金を借りられます。

ちなみに銀行でも定期預金を担保にしてお金を借りることもできます。

高金利だった時代は、定期預金を中途解約するのはもったいなかったため、実際に利用する方も案外いたようです。
 現在の超低金利では定期預金を解約したほうが全然お得でしかも早いのであまり利用されなくなってきています。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • 生命保険では「契約者貸付制度」を利用して、お金を借りられる場合がある
  • 生命保険契約を解約しなくても貸付を受けることが可能

生命保険の解約と契約者貸付制度はどちらがおすすめ?

生命保険の解約と契約者貸付制度はどちらがおすすめか説明を受ける女性

生命保険を契約中のかたが、急ぎで現金を手にするためには「契約者貸付」もしくは「解約」のいずれかの方法があります。

それぞれメリット&デメリットがはっきりしていて、両者にはかなりの差があるのです。このメリット&デメリットをしっかり理解した上で、納得できる方法を選ぶようにしてください。

生命保険の解約 契約者貸付制度
手続方法
※保険会社ごとに手続方法は異なります
  • 店頭窓口で申し込み
  • 担当者訪問で申し込み
  • ※基本的に生命保険の解約はなかなか面倒なことが多いです

  • 店頭窓口で申し込み
  • 公式ウェブサイトの会員ページから申込
  • スマホアプリから借入
  • 電話で申込(オペレーター、自動音声取引)
  • 提携ATMから契約者カードで借入
メリット
  • 解約返戻金を全額現金化できる
  • 解約返戻金は自由に使えて返済の必要がない
  • 毎月の保険料負担が解約以降なくなる
  • 保険契約はそのまま有効
  • 比較的低金利で借入可能
  • 手続が解約よりもかなり簡単
  • 好きなタイミングで返済できる
デメリット
  • 保険による保障がなくなってしまう
  • 必ずしも掛け金全額が戻ってくるわけではない
  • 一時所得として課税される場合がある
  • 解約は保険会社から引き止め(慰留)されやすい
  • 解約返戻金の一定割合(8割~9割程度)までしか借りられない
  • 利息(複利計算)をつけて返済する必要がある
  • 保険料の負担はそのまま継続する
  • 借入総額が解約返戻金を超えるなどすると、契約が失効/解除となってしまうことがある

生命保険の解約は、いままでコツコツと保険料を支払ってきた保険契約が消滅してしまいます。

とくに個人年金型のような貯蓄性の高い商品の場合、老後の備えとしても非常に有効なのでもったいないことが多いです。

一度解約してしまうと、契約を元に戻せませんから、解約は慎重に考えたほうが良いでしょう。

もちろんしっかりと検討した上で、必要性の薄い保険であれば解約しても問題ありません。
 ただし契約者貸付制度で対応したほうが良い場合も意外と多いものです。

上記のメリット&デメリットをしっかりとチェックして、最適な方法を判断するようにしてください。

契約者貸付の借入方法

契約者貸付は、最近ではインターネットやスマホ専用アプリからも借入できるようになってきています。
 こちらでは参考までに日本生命の契約者貸付の借入方法を紹介しておきましょう。

返済方法 ワンポイント解説
インターネット 「お客様番号(お客様ID)」「暗証番号(パスワード)」「誕生日」を入力してログイン後、2分程度で借入手続完了
※契約番号または証券記号番号でもログインが可能
日本生命アプリ 日本生命アプリをダウンロード可能なスマートフォンから借入手続可能

※iOS10.0以降もしくはAndroid5.0以降

電話により自動取引
0120-0086621
自動音声のガイダンスにしたがって操作することで手続きが可能
平日の14:30までに申込完了分は、当日中に着金、それ以外は翌営業日に着金
※取引口座(送金口座)の事前登録が必要
※「暗証番号(パスワード)」「お客様番号(お客様ID)」または「契約番号」もしくは「証券記号番号」が必要
電話(ニッセイコールセンター)
0120-201-201(一般用)
0120-147-369(高齢者専用)
自動ガイダンス→オペレーターの一般ダイヤル、もしくは直接オペレーターにつながる高齢者専用ダイヤルで手続可能

このように、さまざまな方法でお手軽に契約者貸付を利用することができます。
なお生命保険会社によっては、契約者に発行されたカードを使って提携ATMで借入できるところもあります。

契約者貸付制度の貸付利率はどれくらいか

契約者貸付制度を利用するかを判断するのに、どのくらいの利率になるのかは気にしたいところです。

ここでは国内最大手の日本生命における契約者貸付の貸付利率をチェックしてみましょう。

基本的に契約者貸付は保険契約の契約日によって貸付利率が変わります。

その理由は保険契約時期により「予定利率」が異なることにありますが、ここでは「契約日によって貸付利率が違う」ということだけ覚えておいていただければOKです。

保険契約の契約日 貸付利率
1994年4月1日以前の契約 年5.75%
1994年4月2日~1996年4月1日の契約 年4.75%
1996年4月2日~2012年4月1日の契約 年3.75%
2012年4月2日~2014年4月1日の契約 年3.75%
2014年4月2日以降の契約 年3.00%

※日本生命公式サイトより抜粋
※2012年4月に区切りがあるのは「保険業法施行令」の改正にともなうものです。

2014年4月2日以降に契約した比較的新しい保険契約であれば、貸付利率は年3.00%とかなり低金利で借入できます。

1996年4月2日以降と、およそ20年以内くらいの契約であっても貸付利率は年3.75%と低めです。

ちなみに25年以上前に契約した保険ですと、貸付利率は5.75%とやや高めに感じられます。

ちょっと契約がかなり古いなと思う場合は、申込前に貸付利率をしっかり確認しておいたほうが良いでしょう。

なお貸付利率が高いということは、生命保険としての運用利率も高いということでもあります。
古い契約は、現在では契約できない有利な条件となっていることが多く、解約にはより一層慎重な判断が必要です。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • 解約の場合には保険契約は消滅し、その後の保障は受けられなくなる
  • 一度解約してしまうと原則として契約をもとに戻すことはできない
  • 契約者貸付制度はウェブサイトから申込できるなど手続が簡単v
  • 契約者貸付制度なら保険契約はそのまま有効
  • 契約者貸付制度の場合、保険料負担はそのままで返済負担が加わるので注意が必要
  • 古い契約は有利な契約な事が多く、解約はもったいないことも多い

契約者貸付制度で借りたお金の返済方法

契約者貸付制度で借りたお金の返済方法の説明を受ける男性

契約者貸付金は、原則として保険契約満了日までに完済することになります。

返済方法は一般的な借入とは異なる部分も多いので、こちらでしっかり理解しておきましょう。
 こちらでは日本生命の契約貸付金の返済方法を例に説明します。

日本生命で借入している契約貸付金を返済したい場合は「ご契約者さま専用サービス」で返済可能です。

日本生命公式サイトの「ご契約者さま専用サービス」からログインして、「資金取引」「入金」の手続に進みます。

提携ネットバンキングサービス、またはペイジー決済にて好きな金額(一部返済可能)を返済できます。

なお月曜日~土曜日は24時間、日曜日は0:00~20:00 返済手続が可能です

契約者貸付金制度には返済期限が設定されない

契約者貸付金制度は、一般的な借入のように毎月○日に返済といったような定例返済はありません。

また基本的には生命保険の満了日までであれば、いつでも好きなタイミングで返済が可能です。
 そのため銀行や消費者金融のカードローンように「返済に追われる」ということは基本的には起こりません。

ただし、気をつけなければならないのが契約者貸付では支払利息が「複利計算」になるということです。

「複利」というのは、発生した利息が元金に加算され、「元金+利息」に対してまた利息がかかるというものです。
 預金なら利息が利息を呼ぶ形ですから歓迎ですが、借入で複利計算はあまりいい話ではありません。

複利計算の借入を、簡単にイメージするなら「雪だるま式」で借入が増えていくということになります。

契約者貸付では毎月の返済がありませんから、借りっぱなしにしていると借入金額は増える一方なのです。

また保険会社は基本的には督促を行わないので、無意識に借入が増えてしまいがちなので注意してください。

ここで借入額が「解約返戻金」の額を超えてしまった場合、契約が失効もしくは解除となることがあります。
 契約が失効してしまった場合は「解約」「契約の復活」のいずれかを選ばねばなりません。

なお「保険が満了するまでに返済ができない」場合、解約返戻金などから借入金の元金と利息を精算して残金が支払われます。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • 契約者貸付は、保険契約が満了するまでに返済
  • 契約者貸付では定例返済はなく、返済期限の設定もない(契約満了までには要返済)
  • 貸付利息は複利計算で、借入残高が雪だるまのように増えるので注意が必要
  • 利息により解約返戻金の額をオーバーしてしまうと契約が失効する場合がある

銀行や消費者金融とのサービスの違い

生命保険の契約者貸付と銀行や消費者金融の借入の違いはどのようなものがあるのでしょうか。

一覧表でかんたんに比較しておきましょう。

貸付金利
(年率)
貸出審査
(審査期間)
主な申込条件
生命保険の契約者貸付 年2%~年7%程度
※契約時期で変動あり
不要 契約者貸付対応の保険契約があること
銀行の定期預金担保貸付 定期預金金利に
年0.5%程度上乗せ
不要 総合口座&定期預金を利用していること
銀行カードローン 年14%~年15%程度
※上限金利
審査あり
最短翌日~
1週間程度
安定継続した収入があること
年齢条件を満たしていること
消費者金融カードローン 年18%程度
※上限金利
審査あり
最短即日~翌営業日
安定継続した収入があること
年齢条件を満たしていること

生命保険の契約者貸付で、特徴的なのは審査が不要ということでしょう。

万が一返済できない場合は生命保険の解約返戻金を充当できるため、生命保険会社にリスクがないためです。

契約者貸付対応の生命保険契約がある方ならだれても貸付を受けることができます。
 銀行や消費者金融のカードローンでは必ず審査があるため、審査落ちで利用できない場合もあるのです。

また貸付金利についても、銀行や消費者金融のカードローンと比較するとかなり低めの設定になっています。

契約者貸付は生命保険会社の本業ではありませんので、サービス金利になっている面もあるのでしょう。

また審査コストや貸し倒れリスクもないので、必要最小限の金利にとどめることができるわけです。

このように契約者貸付は生命保険契約者の特権とも言えます。
 契約者貸付に対応した生命保険契約があるならカードローンよりもオトクに借入可能です。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • 契約者貸付は審査が不要で誰でも利用可能
  • 銀行や消費者金融のカードローンと比較すると、かなり低金利

解約&契約者貸付以外に検討してみたい方法

生命保険ではお金に困った場合に、解約や契約者貸付以外にも、いくつかお金を確保する手段があります。

日本生命の場合を例に、わかりやすく一覧で解説しておきましょう。

日本生命で利用できる契約者貸付以外にお金を確保する方法

お金を確保する方法 ワンポイント解説
保険料の支払額を抑える 減額・一部(特約)解約により毎月の支払保険料負担を少なくして、手元に残るお金を確保できます
保険料の支払を中止して保障を継続する 保険料の払込を中止して「払済保険」に変更できる制度です。保障額が少なくなりますが保険を残しつつ、毎月の負担がなくなります。
自動振替貸付、契約貸付金の保険料への振替を利用する 保険会社が自動的に立替してくれる制度、もしくは契約貸付金を利用して保険料を支払う方法です。毎月の負担を減らしつつ、契約を残すことができます。
※契約時期によりどちらか一方の利用指定となります。
積立配当金を引き出す 配当金を積立している場合、必要な時に引き出すことができます。
据置保険金を引き出す 据置かれた満期・死亡などの保険金は必要な時に引き出せます。
据置生存給付金を引き出す 据置かれた生存給付金・各種祝い金は必要な時に引き出せます。
祝金を引き出す こども保険や学資保険で据置かれた祝い金は必要な時に引き出せます。

※参照元:資金の借入れ・返済・引出し | 日本生命保険相互会社

このように、貸付を受ける以外にも様々な手段でお金を確保することができます。

保障が手厚すぎる保険に入っていて保険料負担が大きすぎる場合は減額などの見直しをするのがおすすめです。

ライフスタイルの変化で、保障を少なくしても大丈夫な場合も意外と多くあります。
毎月の負担軽減で家計を好転させることも可能なのです。

「なんとなく毎月の生活費が少し足りない」といった場合にはとても有効な手段と言えるでしょう。

上記の手続は、生命保険会社のフリーダイヤルなどで相談することができます。
 なお日本生命では高齢者専用の「シニアほっとダイヤル」も利用可能です。
自動音声対応がなく、直接オペレーターにつながります。

★忙しい方のための瞬速まとめ

  • 解約や契約者貸付以外にも手元のお金を確保する方法が幾つかある
  • 保障が過大となっている保険契約の見直しにより、毎月の負担を軽減するのもおすすめ
  • 保険料の払込を中止して、保障額を少なくして払済保険として残すことも可能

まとめ

こちらの記事では、生命保険でお金を借りる、もしくはお金を確保する方法について解説しました。

最後にもう一度、重要なポイントを振り返っておきましょう。

  • 生命保険では「契約者貸付制度」を利用してお金を借りられる場合がある
  • 解約でもまとまったお金を手にすることができるが、保障が消滅してしまうことに留意
  • 契約者貸付制度の利息はおおむね年2%~7%程度と比較的低金利
  • 契約が古いほど貸付利率も高くなる傾向
  • 契約者貸付制度は貸付の審査不要で利用可能
  • 解約や契約者貸付制度以外にも検討できる方法もある

生命保険でお金を借りるということのメリットやデメリットなどをご理解いただけたのではないでしょうか。

これらをご理解いただくことで、あなたが生命保険を解約するか、契約者貸付を利用するかなどの判断ができるようになります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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執筆者情報

K&T FP事務所

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