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銀行カードローンの審査は厳しい!重視される4つのポイント

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銀行カードローンの審査は厳しい!重視される4つのポイント
銀行カードローン
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「銀行カードローンの審査何してる?」

平成29年9月、「銀行カードローンの審査が厳格化、即日融資停止へ」といった内容の報道が相次ぎました。報道にあった通り、平成30年1月から原則として銀行カードローンの即日融資は停止しています。

参考資料:日経新聞 「銀行、個人向け即日融資停止へ カードローン縮小」

また、近年カードローンの貸出残高が急増しており、「審査基準を見直すべきだ」と世間でも問題視されていました。

問題を受け、全国銀行協会が実態調査を実施。その結果、ほとんどの銀行は審査体制の見直しを実施しています。

この記事では、以下を中心に詳しく解説します。

  • なぜ審査が厳しくなるのか
  • 銀行カードローンの審査はどのように変わったのか
  • 銀行カードローンの審査に関する知識

飯田 道子 / ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)

【専門家の解説】

ハードルが高いというイメージの銀行カードローン。ただし、決して借りられないものではなく、各行の基準、条件さえクリアできれば借りられるものです。この記事を通して、銀行のカードローンがどのような手続きをするのか、どのような人に向いているローンなのかを知って欲しいと思います。

▼銀行カードローン選びで悩んでいたら、こちらの記事を是非参考にしてください。

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銀行カードローンの審査が厳格化

「銀行カードローン審査の厳格化」という言葉だけを見ると、銀行カードローンの審査がどのように変化するのか、想像も付かないと思います。平成30年1月時点において、銀行業界全体で見られる動きとしては、下記のような変化があります。

銀行カードローン審査厳格化による変化

  • 預金保険機構を通じ、警視庁のデータベースに照会を行う
  • 保証会社へ審査業務を丸投げせず、銀行自体でも審査体制の構築を行う
  • 「最短即日融資」や「収入証明書不要」といった文言を公式ホームページから排除
  • 収入証明書の提出判断ラインの引下げ(例:300万円超の借入▶50万円超の借入など)
  • 貸付後も定期的に信用情報の照会を行い、返済能力を超える貸付の監視
  • 貸付残高の公表

銀行業界においては、上記のような変化がありました。上記のうち、銀行カードローンの審査に大きく影響する可能性が高いのは、「警視庁のデータベースへ照会」「収入証明書の提出判断ライン」「銀行自体でも審査体制の構築」という3つでしょう。

非常に重要なポイントですので、1つずつご説明しましょう。

警視庁のデータベースへ照会

報道でも記載されていましたが、平成30年1月から銀行カードローンの審査時に警視庁のデータベースへ照会を行うようになります。

ただ報道においては、「貸出残高急増の銀行カードローン、審査の厳格化と最短即日融資の停止」という点がピックアップされていました。実は、本来の目的はそこではありません。

本来の目的は、「暴力団関係者への融資を阻止する」というものです。

従来の審査においても暴力団関係者かどうかを確認する手順はありましたが、利用者が暴力団関係者じゃないかどうかを警視庁のデータベースで確認できるようにすることで、暴力団組織への資金流入を防ぐ狙いがあります。

その結果、最短即日での融資が事実上不可能になるという弊害が発生します。警察庁データベースとの提携には、このような背景があるのです。

誤解のないように言うと、警察庁のデータベースでは過去の融資額やブラックリスク掲載歴、現在の融資残高などを確認するわけではないということです。警察庁のデータベースはあくまでも暴力団関係者かどうかを照会するためのものです。

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
監修者 飯田 道子の一言コメント!
一般の人なら何も気にすることはありませんが、銀行で融資をするときには、警視庁のデータベースに照会をかけなければならないため、即日融資が禁止されています。即日融資ができない理由はそれだけではありませんが、低金利で人気の銀行ではあっても、急いでいる人にとっては、利用しにくい借入先と言えそうです。

飯田さん

飯田さん

収入証明書の提出判断ライン

従来は銀行カードローンの審査で、「収入証明書不要」「収入証明書の提出は300万円超の借入を希望する方のみ」というようなPRが各行のホームページで散見されましたが、平成30年1月現在では、多くの銀行が該当文言を削除しています。

加えて、収入証明書の提出判断ラインを「300万円超の借入」から「50万円超の借入」に変更した銀行も非常に多く見受けられました。

このような変化から年収に対する借入金の割合をより正確に把握されるため、年収の半分を超えるような高額な借入を希望する方にとっては、審査に通過しにくくなる可能性があります。

しかしながら、カードローンやキャッシングなどの融資商品は、年収に対して借入金の割合が大きくなればなるほど、返済不能に陥ってしまうリスクが高くなります。

したがって、今回の変更は、利用者にとっては「より安心して借入できるようにするための措置」という一面もあるため、すべてがマイナスというわけではないといえるでしょう。

銀行自体でも審査体制の構築

従来、銀行は保証会社へ業務を委託している背景から、実質的な審査の大部分を行っていたのは消費者金融などの保証会社でした。

しかしながら今回の変化により、「銀行も審査体制を構築すべきだ」「保証会社が行っている審査も監視したほうが良い」という風潮があり、各行も対応を検討している傾向があります。

もし、審査において保証会社と銀行のダブルチェックを採用するカードローンが増えた場合、審査基準が厳しくなる可能性があります。

ただし当然ながら、銀行も保証会社も貸付しないと収益を上げることができないという背景もありますので、極端に審査が厳しくなる可能性は低いといえるでしょう。

このように、銀行カードローンの審査は大きな変化を見せています。

非銀行系消費者金融と銀行カードローンとの審査比較

「消費者金融などの非銀行系の消費者金融カードローンと比較して、銀行の行う審査は厳しい?」というような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。結論からいえば、非銀行系よりも銀行系カードローンのほうが、審査基準は厳しめであるケースが多いです。

しかしながらこれは今回の変化によるものではなく、金利差によるものだと考えられます。当然ながら、警察庁のデータベースによる審査難易度の変化は少ないと想定されます。

先述したように、警察庁データベースへの照会は、暴力団などに資金が流入する事態を防ぐためだからです。もちろん、暴力団などに属する方にとっては審査に通過できなくなりますが、一般の利用者であれば、大きな影響はないと考えるのが自然でしょう。

ではなぜ、銀行系のカードローン審査が非銀行系に比べて難易度が高いのかというと、「リスクの大きさ」が関係しています。この場合のリスクとは、業者が資金を回収できなくなる可能性のことです。

利用者が返済不能になってしまうと資金を回収できなくなるため、収益から督促に関する費用を出さなければなりません。業者にとってこのような費用は、「本来必要になるはずじゃなかった費用」なのです。

つまり業者から見れば、金利の低いローンほど利息による収益が少なくなる都合上、できるかぎりこのような費用の発生は回避しなければなりません。このような背景から、金利の低い魅力的なローン商品ほど、利用者に対するチェックも厳しくなるということです。

銀行系は消費者金融に比べて上限金利が低めに設定されていますので、審査においてのチェックも細かくなるのは必然だといえるでしょう。

また、金利と審査基準の関係は、審査内容のみに限ったことではありません。年齢や職業などの申し込み条件に関しても、金利の低い商品のほうが狭くなっているケースがほとんどです。

申し込み条件を狭くすることで、「より確実に返済してくれる利用者」に貸付を行います。カードローン審査においてこのような傾向は非常に重要な知識ですので、覚えておいて損はありません。

さらに、銀行系と非銀行系では、登録している「個人信用情報機関」は異なります。銀行が登録している信用情報機関は「JBA(全国銀行個人信用情報センター)」で、非銀行系は「CIC(クレジットインフォメーションセンター)」や「JICC(日本信用情報機構)」の2つです。

保有している情報はそれぞれ異なりますので、主として照会する信用情報機関によって審査項目にも多少の違いが生じることになります。

しかしながら、これら3つの信用情報機関は「CRIN(クレジットインフォメーションネットワーク)」で相互に情報を提供し合う仕組みになっているため、「CICで延滞しているから、JBAなら審査に通過できる!」というようなことはまずありません。

したがって、業者が登録している信用情報機関の違いが審査結果に影響する可能性は低いでしょう。

銀行カードローンの口コミ

銀行カードローンの審査は厳しいのか?本当のところは実際の利用者の口コミを参考にすると判断できます。

ここでは大手銀行カードローン三社の口コミを紹介します。

審査に通った人

みずほ銀行カードローンの口コミ

41歳/男性(会社員)/勤続年数:20年/年収:700万円

利用しての感想※良かった点・悪かった点

大手銀行のみずほ銀行なのでカードローンを選択しました。 自分のメインバンクなのでカードローンを利用するにあたって不安な点はありませんでした。 審査はすぐに終わり、ローンカードが送られてきました。 利息も通常のクレジットカードのローンと比較しても断然安く、これならば大き目の金額を借り入れても問題ないと判断して申し込みを行いました。 ギャンブルにはまりすぎて借りてしまいましたが、利息が安かったのですぐに完済できました。

希望額100万円
融資限度額50万円
借入時期2016年
申込方法インターネット
他社の借入状況なし
現在の借入状況なし
利用用途ギャンブル
みずほ銀行カードローンを選んだ理由大手銀行だったから

ほかの口コミや評判を確認したい場合は、こちらをご参考にしてください。

審査に通った人

三菱UFJ銀行カードローン の口コミ

27歳/男性(派遣社員)/勤続年数:2年/年収:250万円

利用しての感想※良かった点・悪かった点

返済も特に苦労はしないで助かりました。 急に車が故障してしまい買い替えることになったときに融資が早かったので助かりました。 車で通勤だったのですが、田舎のほうだったので電車だと通勤にとても不便で早く何とかしなければという状況だったのでとても助かりました。 詳しくほかの会社のカードローンを知っているわけだはありませんが金利が安いとホームページに書いてあってそれも選ぶ決め手になりました。 金利が安かったため月々の返済も特に苦労はしないで助かりました。

希望額100万円
融資限度額50万円
借入時期2016年
申込方法インターネット
他社の借入状況なし
現在の借入状況なし
利用用途車を購入するため
三菱UFJ銀行カードローンを選んだ理由三菱UFJ銀行の口座を持っていたため。

ほかの三菱UFJ銀行カードローンの口コミや評判を確認したい場合は、こちらをご参考にしてください。

審査に通った人

三井住友銀行 カードローン の口コミ

28歳/女性(販売員)/勤続年数:4年/年収:300万円

利用しての感想※良かった点・悪かった点

どの種類のローンを借りるにもそうですが、登録した勤務先に電話がかかり在籍しているかの確認が入るのは、あまり気分がいいものではないです。 特に私はショッピングセンターのテナントで働いていたので、かかってくる電話はお客さんからが主です。 自分の家族や友人は携帯にしかかけてこないので、その時電話をとった店長には不思議がられました。 審査はスムーズでよかったのですが、無人契約機での操作はちょっとわかりづらかったです。 できれば店頭で対面式でやっていただけた方が、わからないことは聞けるしもっとスピーディにできるのにと思いました。

希望額22万円
融資限度額22万円
借入時期2015年
申込方法無人契約機
他社の借入状況三井住友銀行のローンは今月で終了。他行でのカードローンが残っています。
現在の借入状況あり
利用用途車を購入するため
三井住友銀行 カードローンを選んだ理由当時働いていた会社の給与口座で三井住友を利用していて、比較的簡単に借りれそうだったから。

ほかの三井住友銀行 カードローンの口コミや評判を確認したい場合は、こちらをご参考にしてください。

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
監修者 飯田 道子の一言コメント!
銀行のカードローンの申し込みを経験した人の口コミは、大いに参考になっているのではないでしょうか?なかには借りる気もないにもかかわらず、銀行からカードローンの案内が届くこともあります。決して、ハードルが高いわけではありません。ただし、各行独自の基準を設けていることもあります。その基準をクリアできなければ借りることはできません。

飯田さん

飯田さん

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銀行カードローンの手続きの流れ

ここまでは、銀行カードローン審査の変化について触れてきました。ここからは、銀行カードローンの手続きや審査基準、審査時に抱きがちな疑問にスポットを当ててご説明していきます。

まずは、カードローンを利用する際の手続きの流れを大まかにまとめてみました。

  1. STEP.1

    各商品に定められている申し込み方法で審査を申し込む

  2. STEP.2

    審査の開始

  3. STEP.3

    在籍確認の実施

  4. STEP.4

    審査結果の回答連絡が入る

  5. STEP.5

    必要書類の提出

  6. STEP.6

    契約の締結

  7. STEP.7

    ローンカード発行、または、振込みなどの手段で融資実行

カードローンは上記のような流れで手続きを進めます。

  • インターネット
  • 電話
  • 無人契約機
  • FAX
  • 郵送
  • 店頭窓口

カードローンの申し込み方法には上記項目がありますが、利用する商品によって選択できる申し込み方法は異なります。

上記のうち、手続きをスムーズに進めやすいのは「インターネット申し込み」でしょう。インターネット申し込みでは、24時間365日受付を行っており、自宅や会社の休憩時間でも、ご自身の都合の良いときに手続きを進めることができます。

加えて、店頭手続きや無人契約機とは違い、インターネット申し込みは混雑による審査時間への影響を受けにくいという特徴があります。

したがって、「できる限りスムーズに手続きを進めたい」という方や、「普段は忙しいから合間の時間で申し込みしたい」という方は、インターネット申し込みを選択すると良いでしょう。

手続きの後半では、必要書類を提出する必要があります。

カードローン手続きにおける必要書類例は、下記のとおりです。

▼ カードローン申し込みに伴う必要書類例

本人確認書類

  • 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、各健康保険証※1、住基カードなどのいずれか

収入証明書類

  • 源泉徴収票、確定申告書、所得証明書、住民税決定通知書、給与明細書などのいずれか

※収入証明書類は、規定額以上の借入を希望する場合に提出を求められます。 ※提出書類は商品によって異なる場合があります。
※1.保険者番号、被保険者記号・番号、通院歴、臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングして提出ください。

カードローンの申し込みにあたり、上記のような書類が必要になります。上記書類の中にはすぐに用意できないものもありますので、事前に用意しておいたほうが良いでしょう。

上記の手続きの中でも、多くの方が「審査に通過できるか不安...」と感じています。では、銀行カードローンの審査において、どのようなポイントがチェックされているのでしょうか。さらに詳しく言及していきましょう。

銀行カードローン審査で見られているポイント

銀行カードローンの審査基準は、公表されることがありません。当然ながら審査基準を公表してしまうと、経歴を詐称するなどして故意的に融資を受けようとする人が発生する可能性もあるからです。では、銀行カードローンの審査は、何の対策もできないのでしょうか。実は、決してそんなことはないのです。

なぜかというと、銀行カードローンの審査では、必要になる情報がある程度決まっています。

したがって、必要になる情報から以下を予測することができます。

  • どのような点が審査で重要視されるのか
  • 審査に落ちてしまうのはどのようなケースか

ここでは、一般的な銀行カードローン審査でチェックされやすい項目をまとめてみましょう。

▼ 銀行カードローン審査でチェックされやすい項目
項目ジャンル項目目的
個人情報氏名申し込み者の個人を特定するため。
また、申し込み条件に該当しているかどうか、連絡先があるかどうか、本人確認書類と記載情報が統一されているかどうかをチェックするため。
性別
生年月日
連絡先
生活状況に関する情報住所生活状況を予測し、利用者の返済能力をチェックするため。
年収から見て著しく高い支出が予想される場合、審査に通過しにくくなる。
住居の種類(住宅ローン有無)
自宅電話の有無
独身既婚
家族構成
勤務先に関する情報勤務先名称利用者の収入および返済能力をチェックするため。
また、勤務先の事業状況を確認することで、収入の安定性をチェックする。
契約の形態では、公務員や正社員などの安定した職業であれば高評価だとされている。
勤務先住所
勤務先の連絡先
勤務先の事業規模
年収
勤続年数
契約の形態
職種
役職
信用情報に関する情報他社の借入残高借入残高を利用者に記載させる目的は、信用情報との統合性をチェックするため。
この項目で意図的に借入額を少なく記載したとしても、信用情報機関への照会で事実が発覚することになる。
また、信用情報の照会で、クレジットカードなどの利用履歴、過去の延滞歴、過去の債務整理歴もチェックされる。
万が一信用情報に問題があれば、審査に通過することはできなくなる。
他社の借入件数
返済延滞の有無
債務整理歴の有無

銀行カードローンの審査では、上記のような項目を中心にチェックされることになります。

上記のうち、特に重要なポイントをピックアップするならば、以下4つでしょう。

  • 年収
  • 住居の種類や家族構成
  • 他社の借入残高、他社の借入件数
  • 債務整理歴の有無、延滞の有無

これらの項目は利用者の返済能力に直結し、延滞に陥る可能性があるポイントです。逆にいえば、これらの項目に問題が無ければ審査に通過できる可能性は高いといえるでしょう。

一般的に、銀行カードローンの審査基準は著しく厳しいものではありません。昨今の銀行カードローン審査の変化で不安に感じてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、多くの商品では、アルバイト・パートでも審査に通過することは可能です。

気負いすぎず、誠実な態度で審査に申し込みするようにしてください。

ここからは、銀行カードローン審査に対して抱きがちな素朴な疑問を解決していきましょう。

ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
監修者 飯田 道子の一言コメント!
銀行カードローンを申し込んだとき、審査で見られるポイントはいくつかあります。その中で重要なのは、年収、居住形態、借入額、借り入れ件数です。居住形態は持ち家の方が有利というイメージがありますが、賃貸であっても同じ物件に長く居住していれば信頼を得られ、審査でも有利に働きます。基本的に継続している事柄は、審査では評価されると考えても良さそうです。

飯田さん

飯田さん

銀行カードローンではその銀行に口座がない場合そもそも申し込めない?

銀行カードローンにおいて、申し込み条件に「当行の普通預金口座が必要になります」と記載されていたり、返済方法が自行の口座に指定されていたりと、口座振替の口座開設が必要になるケースも多いです。

そこで疑問に感じがちなのが、「該当金融機関の口座がないと申し込みできないの?」という点です。

結論からいうと銀行カードローンでは、申し込み段階で口座がなかったとしても申し込み可能になっているケースが多いです。加えて商品によっては、カードローンと同時に口座開設を申請できる場合もありますので、口座がない場合でも、申し込み時に心配する必要はありません。

ただし、カードローンの利用条件として口座不要でない場合、審査通過後までに口座開設の契約手続きを完了しておく必要がありますので注意しておきましょう。

即日で銀行カードローン審査に通ることはある?

ただし先述したように、銀行カードローンの審査時の警察庁データベースへの照会は、あくまでも審査自体を遅らせる目的のものではありませんので、今後の状況によって審査にかかる時間は変化していくでしょう。

このような状況を踏まえ、カードローンの利用を検討中の方は、できるかぎり早めに申し込みを済ませておくのが無難だといえます。

自営業の場合の銀行カードローン審査基準

銀行カードローンの審査へ自営業の方が申込みする場合、保証人不要で申込可能です。ただし収入が安定しにくい分、公務員や会社員よりも審査基準が厳しくなる傾向があります。例えば、本来50万円超の借入希望者のみ収入証明書類の提出を求める商品でも、自営業者に関しては、すべての方が提出必須になっているようなケースもあります。

このケースのように、自営業者は通常の会社員などに比べて細かくチェックされやすいということです。

しかし当然ながら、自営業でも審査に通過することは十分可能です。

数値をごまかすことなく、誠実に申し込み情報を記載するようにしましょう。

無職(専業主婦・学生)や派遣社員の場合

結論から言ってしまえば定期収入がないため、専業主婦以外の無職の方は銀行カードローンの審査に通過することはできません。また専業主婦の方も、商品によっては利用不可になっているケースも多いため、あらかじめ利用条件をチェックするなどの注意が必要です。

派遣社員に関しては、ほとんどの銀行カードローンで申し込み可能になっているため、審査に通過することは可能です。

増額・他社借り換えの場合

世間的に、メガバンクなどの銀行カードローンへの「増額、借り換えの際は審査基準が厳しくなる」と言われています。それは審査基準が厳しくなっているのではなく、既存の借入で返済能力の余力が少なくなることから、審査で落ちやすくなっているのです。

したがって、審査基準自体は、新規申込時と同等であるケースが多いといえます。

▼カードローンの借り換えについては、更に知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

利用できる限度額は銀行カードローン審査で決まる

銀行カードローンの公式ホームページでは、「融資限度額◯◯万円」といった表示がされていますが、この限度額がすべての利用者に適用されるわけではありません。個々に適用される限度額は、利用者の返済能力を審査した上で決定されます。

当然ながら、年収を超えるような金額を借入することはまず不可能です。目安としては、貸金業法水準である「年収の3分の1以内」で想定しておくと良いでしょう。

銀行カードローン在籍確認の方法・タイミング

在籍確認の方法は、原則として電話連絡です。タイミングとしては、信用情報などのチェックが終わった後、審査の最終段階で実施されます。万が一在籍確認が取れなかった場合、審査に通過することはできません。

▼在籍確認については、こちらの記事をご参考にしてください。

銀行カードローン審査に通る人・通らない人の特徴

ここまで審査について触れてきましたが、「どんな人が審査に通過できて、どんな人が審査に落ちてしまうのか」というポイントが気になっている方もいらっしゃると思います。

もちろん、銀行カードローンは業者によって審査基準が異なりますので、明確なラインというのは存在していません。

しかしながら、「この項目に該当していたら審査に有利」「項目に該当していたら審査に通過できない」というようなラインは、審査を受けた人の傾向からある程度つかむことができます。審査に通る人、通らない人の特徴をそれぞれまとめてみました。

銀行カードローンの審査に通る人

  • 返済能力に余裕があり、収入が安定している
  • 過去に延滞歴がなく、金融事故や債務整理歴もない
  • 他社の借入件数、借入残高が年収から見て過度になっていない

銀行カードローンの審査に通らない人

  • 直近で延滞歴、金融事故歴、債務整理歴が信用情報に記載されている
  • 返済能力に余裕がなく、収入も安定していない
  • 他社の借入件数、借入残高が年収に対する割合から見て過度になっている

銀行カードローンの審査に通る人、通らない人には上記のような特徴があります。ご自身がどちらに当てはまっているか、チェックしてみましょう。

それでもまだカードローンの審査が不安な人は、審査に通るかの判断チェックシートがついたこちらの記事もぜひ参考にしてください。

銀行カードローン審査に落ちた場合は?

審査に落ちた場合、その旨の連絡が入ります。もちろん、再度同じ商品をすぐに申し込みしたとしても、審査に通過することはできません。

審査に落ちてしまった場合の選択肢としては、以下になどになります。

  • 他社の商品に再度申し込みする
  • 6カ月以上経過してから再チャレンジする
  • 別の融資商品を利用する(例:クレジットカードキャッシングなど)

ただし注意点として、一度に多数の商品に申し込みしてしまうと、「この利用者は金策に走っているので滞納に陥るリスクが高い」と判断されやすくなります。このような状態に陥ってしまうことを「申し込みブラック」といいます。

申し込みブラックになってしまった場合、信用情報から申し込み履歴が抹消されるまでの最低6カ月間は、ありとあらゆる銀行カードローンの審査に通過できなくなってしまいます。注意してください。

銀行カードローンを延滞するとどうなる?

銀行カードローンの支払いを延滞した場合、下記のようなデメリットが発生します。

カードローンを延滞した場合のデメリット

  • 遅延損害金の発生
  • 信用情報に延滞履歴が記載される
  • 追加融資の停止
  • 長期延滞の場合、裁判に繋がる可能性もある

上記のデメリットは、日常生活にも大きく影響するものです。特に、信用情報に延滞履歴が記載されてしまうと、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードなどの審査に通過しにくくなる可能性が高くなります。注意してください。

まとめ

銀行カードローン審査に関しては、業界的に転換期であるといえます。しかしながら、ポイントさえキッチリ押さえておけば、審査に通過する難易度は著しく高いものではありません。

この記事のポイントを簡単にまとめると、以下7つです。

  • 警察庁データベースへの照会は、あくまでも暴力団等への資金流入を防ぐためのもの
  • 銀行カードローンの多くは、即日での審査を停止している
  • 非銀行系よりも銀行カードローンのほうが、審査は厳しい傾向がある
  • 審査でチェックされるポイントは、あらかじめある程度知ることができる
  • 銀行カードローンは貸金業法の対象ではないが、同等の水準で収入証明書類の提出を要求する銀行が増加した
  • 手続きを行う際は必要書類を事前に用意しておくとスムーズ
  • 延滞はリスクが大きいので注意しよう

しっかりとそれぞれの意味を理解しつつ、計画的にカードローンを利用するようにしてください。

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