更新日: 2016年11月10日

カードローンでお金を借りた場合の使い道は自由?FPがカードローンについて徹底解説

「カードローンの資金使途は自由!」というようなフレーズが、インターネット広告でもよく散見されます。

確かに、カードローンは目的指定型ローンではないため、資金使途に関しては非常に幅広く利用することができます。

しかし、どんなことに利用しても本当に問題ないのでしょうか。

ここでは、「カードローンで融資されたお金の使い道は自由なの?」「大手銀行カードローンの資金使途」など、カードローンの資金使途について徹底解説します。

使い道は自由?

カードローンで融資されたお金の使い道は自由なの?

結論から言うと、カードローンで融資されたお金の使い道は原則として自由です。
ただし、どのカードローンでもNGとしているのが「事業性資金」としての資金使途です。
では、なぜ事業性資金に利用してはいけないのでしょうか。

なぜかというと、そもそも消費者向けのカードローンと事業者向けのカードローンでは、審査が大きく異なってしまうからです。

消費者向けのカードローンでは、利用者の返済能力や現状の勤務情報、信用情報などを通して、「融資しても問題ないか」を総合的に判断しています。
特に、カードローンでは保証人や担保が不要なため、全て個人の信用で審査が完結します。

しかし、資金の使途が事業性資金になると、消費者向けカードローンと同じ審査内容ではなくなってしまうのです。

そもそも事業性資金とは、事業を目的としてお金を使うことを指します。
具体的には、設備投資費用や取引先への支払い、従業員への給与支払いなどが該当します。

したがって、事業者向けカードローンは、一般の消費者ではなく必然的に自営業の方や会社の代表者が対象となります。

ここで問題として挙がるのが、「審査をどうやって行うか」です。

消費者向けカードローンでは、利用者の勤務先情報や勤続年数、年収などを重視して審査を行います。

しかし、利用者が自営業者や会社の代表者であれば個人を審査するよりも、行っている「事業」を審査する必要が出てくるのです。

したがって、提出する書類も事業に関係する資料が必要になります。
具体的には、事業計画書や決算書、確定申告書などが該当します。

それらの書類は消費者向けカードローンの場合よりも細かくチェックする必要があるため、審査にかかる時間も長くなってしまいます。

つまり、消費者向けカードローンとして融資するのと、事業者向けカードローンとして融資するのでは審査が大きく異なってしまうため、「事業性資金を除く」と表記しているのです。

加えて、動く資金の大きさも関係しています。
消費者向けカードローンでは、資金の使途を「消費性資金」としています。

稀に消費性資金で大きな金額が動くケースもあるものの、基本的には少額利用です。
対して、事業性資金の場合は設備投資等も含まれてしまうため、大きな金額が動きやすいです。

つまり、事業性資金のほうが、貸付側のリスクも大きいのです。

このような理由から、多くのカードローン会社では、消費者向けカードローンと事業者向けカードローンを分けて取り扱っています。

カードローンについて詳しく知りたい方は、「カードローンとは?カードローンの仕組みを紹介」を参考にしてみてください。

大手銀行カードローンの資金使途について

資金使途はカードローンによって表記が異なります。
大手銀行カードローンの資金使途を一覧にまとめました。

大手銀行カードローン資金使途一覧表
商品名 資金使途
三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイック さまざまな用途(事業性資金を除く)
みずほ銀行カードローン 自由(ただし、事業性資金はご利用いただけません)
りそな銀行カードローン 健全な消費性資金(事業性資金にはご利用いただけません)
三井住友銀行カードローン 原則自由(ただし、事業性資金にはご利用いただけません)

上記をご覧いただくとわかるように、大手銀行カードローンの資金使途はほぼ「自由」となっています。
ただし、全ての銀行カードローンで「事業性資金は対象外」と明記されています。

したがって、事業用設備や事業に関連する運転資金などには資金を利用することができません。

カードローンの資金の使い方に注意点がある

カードローンで借り入れした資金をどのように利用するかは基本的に自由です。
ただし、事業性資金には原則利用することができません。

では、事業性資金としてお金を用意したい場合、どのような手段を利用すればいいのでしょうか。

実は、事業性資金用のローンがあるのです。
事業性資金用のローンのことを「ビジネスローン」といいます。

ビジネスローンは事業性資金の融資を主に取り扱っており、形態としてはカードローン同様のものが多いです。
消費者向けカードローンと大きく異なる点は、「審査に必要な書類」です。

通常、消費者向けカードローンでは、本人確認書類と収入証明書類のみを用意します。
しかし、ビジネスローンではその書類に加え、「事業計画書」や「資金繰り表」、「経営状況申告書」が併せて必要になる場合があります。

これらの書類は主に事業の状態や今後の方向性を示すものとなっており、事業性資金用ローンだからこそ必要になるものです。
このビジネスローンを利用すれば、事業性資金の融資を受けることができます。

ここでもう一度カードローン資金の使い方に触れておくと、先述したようにカードローンで用意した資金の使い道は事業性資金を除く「原則自由」です。

しかし、カードローンの申し込み時に入力する必要情報欄に、「資金の利用用途」という項目がなぜか設けられている場合があります。

実は、たとえ原則自由といっても、この欄に問題があれば審査に落ちてしまう可能性があるのです。

また、資金を借り入れした後に支払い困難な状況になってしまったり、多重債務が発覚してしまったり、返済に著しく支障をきたした場合には、カードローン会社側から資金使途について調査が入るケースもあります。

この場合、借り入れした利用者は、いつどこでどのように使ったのかを細かく説明しなければなりません。

このように、カードローンの使い方は自由だといっても、無茶な使い方が認められるわけではないのです。

審査の際使い道を応えてはいけないブラックワード

先述したように、カードローン審査の際に「資金使途」の質問欄が設けられている場合があります。

この質問欄で「使い道を答えてはいけないブラックワード」があり、ブラックワードを入力することで審査に落ちてしまう確率が格段に上がります。

ここでは、代表的なブラックワードを挙げてみたいと思います。

競馬、パチンコ等のギャンブル…ギャンブルは癖になってしまうケースが多く、貸し倒れリスクも高いです。貸付する側も誠実に返済してもらえそうな方に融資するため、資金使途をギャンブルと記載してしまった場合は、審査に落ちてしまう可能性があります。

株や投資信託への投資資金…投資を借金で行う場合、非常に高いリスクを伴います。投資は元金を損失するリスクがあるため、貸付側も警戒しやすいです。資金使途に株や投資信託と記入した場合は、審査に落ちてしまう可能性があります。

借金を返すための借金…この資金使途が最も印象の悪いケースです。通常、借りたお金はコツコツと毎月返済します。しかし、借金の元金が増えてしまうと、毎月の返済額が膨らんでしまい、元金が減りにくくなってしまうのです。

そこで、膨らんだ毎月の返済額を返すために新しい所からお金を借りる、という悪循環になり、「借金を借金で返す」という状況に陥ってしまいます。

したがって、貸付側としても返済してもらえないリスクが高いので、最も審査に影響する資金使途だと言えるでしょう。

このように、貸付側が嫌がるブラックワードには理由があるのです。ちなみに、ブラックワードを記入している場合でも、全ての審査に通らないわけではありません。

しかし、できる限りブラックワードを避けたほうが、審査に影響が少ないと言えるでしょう。

まとめ

カードローンで借り入れした資金の使い道は原則として自由ですが、無茶な借り入れは返済計画に大きく影響してしまいます。

ご自身の返済能力を把握したうえで、計画的に利用してください。
返済計画については、「カードローンの返済シミュレーションから計画的な返済をしましょう」を参考にしてみてください。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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