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カードローンを利用すると、住宅ローンに影響するのかFPが徹底解説

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カードローンを利用すると、住宅ローンに影響するのかFPが徹底解説
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「カードローンを利用しているけど、住宅ローンって組めるのかな?」と、住宅ローン審査にカードローンが影響するのかどうか、気になる方も多いのではないでしょうか。

住宅ローンとカードローンは一見全く関係ないように見えますが、実はあるポイントで互いに関連付けられているのです。

ここでは、「カードローンを利用すると住宅ローンに影響するのか」「住宅ローンに落ちた人はどうしたらいい」など、気になるポイントを解説します。

少しでもオトクなカードローンを選びたいなら
武藤 英次

武藤 英次 / ファイナンシャルプランナー

【専門家の解説】

かつてのサラ金問題の記憶もあってか、未だにカードローンに対するネガティブなイメージが根強いのは否定できません。
そもそも借金自体が悪と感じてしまうのは、日本人の国民性もあるのでしょうか。カードローンはいつでも自由に借入&返済ができ少額&短期&スピーディーな借入に最適化された商品です。使い方を間違わなければ、かなり優れた商品性を有しています。
しかし住宅ローンの利用を検討する場合、カードローン利用には注意すべき点があるのは否定できません。こちらの記事を参考に、正しい知識を身につけて下さい。

  • ファイナンシャルプランナー / 美樹ライティングオフィス

    監修者武藤 英次

    成蹊大学経済学部経営学科卒。地方銀行勤務中にカードローンを含む個人・法人の融資業務などを幅広く担当。
    2016年3月に美樹ライティングオフィスを開業し代表を務める。
    趣味は一眼レフでの写真撮影、5人家族でのおでかけ、ピアノ演奏、甲子園を目指す長男の高校野球応援など。
    カナヘイのピスケ&うさぎグッズを大量コレクト中。

    • 株式会社エイチームライフデザイン

      編集者イーデス編集部

      「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。

      ■書籍
      初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK

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      ■許認可
      有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788

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    カードローン利用すると住宅ローンに影響するの?

    結論からいうと、影響します。
    ただし、カードローンを利用している方が全て住宅ローン審査に通らないわけではありません。

    なぜかというと、住宅ローンの審査は「信用情報」を利用して行われているからです。
    信用情報とは、「信用情報機関」が管理している個人の信用に関わる情報のことを指します。

    信用情報機関が取り扱う主な情報は下記のとおりです。

    信用情報機関が取り扱う主な情報
    クレジットカードやカードローン等の契約内容申込日とその内容
    貸付日貸付金額
    返済日借入残高
    契約日債務整理の履歴
    延滞金の有無強制解約履歴

    上記は、信用情報機関の取り扱う情報を簡単にまとめたものです。
    信用情報には、クレジットカード会社の契約内容や、カードローンの貸付残高等も記録されています。

    したがって、信用情報を見れば、過去の延滞の有無から現在の残債まで、返済能力に関わるポイントを細かく把握できるのです。

    カードローンの利用が住宅ローン審査に影響し、住宅ローンを組めなくなるような人は下記のケースに該当している可能性が高いです。

    カードローンの利用で住宅ローンを組めなくなるような人のケース

    1. 現在、カードローンでお金をたくさん借り入れしている
    2. 現在カードローンを延滞している
    3. カードローンは解約済みだが、過去に延滞していたことがある
    4. 現在はカードローンで借り入れしていないが、解約せず放置している

    それぞれ簡単に解説します。

    1.現在、カードローンでお金をたくさん借り入れしている

    現在カードローンで借り入れしている方は、その契約内容や残りの返済額、現在の返済状況まで、カードローンの利用に関する情報が細かく信用情報に記録されています。

    そのうち、住宅ローンの審査結果に最も影響しやすい項目が「借入残高」と「返済金額」です。
    住宅ローンはご存知のように、とても大きな金額を取り扱うローンです。

    したがって、長期間にわたり返済を行う必要があるため、審査基準の1つとして「返済比率」というものが関係します。

    返済比率とは、「年収に占める年間返済額」のことを指します。
    一般的に、住宅ローンの返済比率は年収に対して25%までとされています。

    例えば、年収500万円の方であれば、年間125万円までが返済金額として問題ないと判断されやすいということです。

    しかし、もしカードローンで月3万円を返済しているのであれば、年間36万円の返済金額が既に負担となっているため、残りの89万円しか住宅ローンの返済に充てることができなくなるということです。

    加えて、カードローンの利用により住宅ローンの返済比率が下がるということはすなわち、「住宅ローンで借り入れ可能な金額」が減ってしまうということです。

    このような理由から、カードローンでお金をたくさん借り入れしている人は住宅ローンの借入可能額が減額される、もしくは、住宅ローン審査そのものに落ちてしまう可能性があります。

    2.現在カードローンを延滞している

    信用情報には、現在の返済状況も記録されています。
    カードローンを延滞している利用者が住宅ローン審査に申し込みしてきた場合、「この利用者は返済に困っている」と判断されてしまいます。

    したがって、住宅ローン審査に落ちてしまう可能性が非常に高いです。
    延滞履歴は最長5年間信用情報に残りますので、カードローンを延滞するリスクは非常に高いと言えるでしょう。

    3.カードローンは解約済みだが、過去に延滞していたことがある

    カードローンを過去に延滞していたことで信用情報に延滞履歴が残り、その履歴が住宅ローン審査に影響してしまったケースです。

    この場合、住宅ローンの審査に落ちてしまう可能性が高いです。

    4.現在はカードローンで借り入れしていないが、解約せず放置している

    このケースが最も注意が必要なケースです。
    なぜかというと、利用者本人がカードローンの解約状況を把握していないケースが非常に多いからです。

    基本的にカードローンは、「限度枠」というものが設定されます。限度枠とは、「利用者の判断でいつでも借入可能な金額」です。

    この金額のことを「与信枠」といいます。
    与信枠が大きければ大きいほど住宅ローンの貸付リスクが高くなるため、住宅ローンの借入可能額に大きく影響します。

    あまりに与信枠が大きすぎる場合は、住宅ローン審査に落ちてしまう可能性があります。

    ファイナンシャルプランナー
    監修者 武藤 英次の一言コメント!
    カードローンの借入が住宅ローン審査に大きな影響を及ぼすのは間違いありません。しかし全ての種類のカードローンが、同レベルの悪影響を及ぼすわけでもないのです。
    基本的に消費者金融のカードローンは相当なネガティブ情報として扱われるのは避けられません。将来的に住宅ローンを検討するなら一刻も早く完済&解約を目指すべきです。
    これに対して銀行カードローンは、消費者金融に比べると影響は穏やかな傾向にあります。
    特に住宅ローン申込先銀行の扱う「自行カードローン」であれば影響は極めて小さくなるのみならず、むしろ金利優遇を受けられるケースさえ珍しくないほどです。

    武藤 英次さん

    武藤さん

    カードローンの危険性については、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

    住宅ローンの審査に落ちた人はどうしたらいい

    住宅ローン審査に落ちてしまった場合、すぐに別の住宅ローンに申し込みすることは避けてください。
    なぜかというと、申し込み後半年間は信用情報に申し込み履歴が残ってしまっているからです。

    申し込み履歴が残ってしまっている状態で審査を受けると、より審査に落ちやすくなってしまいます。

    そこで、申し込み履歴が残ってしまっている半年の間に、ご自身の信用情報を確認しておきましょう。
    信用情報は、CICJICC全国銀行個人信用情報センターで本人開示手続きを取ることにより、開示してもらうことができます。

    どの信用情報機関に履歴が残っているのかがわからないときは、過去に利用したクレジットカードやカードローンの公式ホームページから、指定信用情報機関を調べましょう。

    指定信用情報機関を調べたうえで本人開示手続きを取ることで、住宅ローン審査に落ちてしまった理由を把握できる可能性があります。

    カードローンでの借り入れを住宅ローンでまとめられる?


    カードローン利用者が住宅ローンを利用する際に、疑問として挙がりやすいのが「住宅ローンでカードローンの借入残高をまとめられないのか」という点です。

    なぜこのような疑問が挙がるのかというと、カードローンの金利よりも住宅ローンの金利のほうが、格段に低く設定されているからです。

    加えて、住宅ローンとカードローンの返済を並行で行うのは経済的負担も大きいため、「住宅ローンにまとめたい」というニーズが生まれるのです。

    しかし、結論からいうと、カードローンの借り入れを住宅ローンにまとめることは原則としてできません。
    なぜかというと、住宅ローンは「目的ローン」といい、住宅の購入に必要となった費用のみを貸付範囲としているからです。

    対して、カードローンは資金の利用目的を定めていないため、生活費等にも利用することができます。
    つまり、カードローンと住宅ローンでは資金の利用用途に違いがあるため、まとめることはできません。

    ただし、住宅ローンを利用する金融機関の指示により、住宅ローンの購入に必要な費用を取り急ぎカードローンで借り入れした場合は、金融機関との相談によりまとめられる可能性があります。

    ファイナンシャルプランナー
    監修者 武藤 英次の一言コメント!
    銀行では、カードローンなどの一部の「使い道が自由」な商品を除き、資金使途は絶対的に守られなければならない重要なものです。ごく一部でも資金流用が発覚すれば大問題となり、一括返済を求められる事態に発展しかねません。
    上記のようなケースであれば、住宅資金は住宅ローン、カードローンはその銀行のカードローンで借換えという形で対処するのがベターでしょう。
    銀行にとって住宅ローンは欲しくてしょうがない超優良な案件ですので、カードローンの借換えも比較的に相談しやすいと言えます。 変に隠そうとするよりも、正直に相談することで良い結果が得られやすくなることでしょう。

    武藤 英次さん

    武藤さん

    FPがおすすめする住宅ローン会社

    FPがおすすめする住宅ローンの条件として、以下3つのポイントがあります。

    • 金利が低い
    • 金利優遇条件が簡単
    • 繰り上げ返済手数料が無料


    これらの条件に該当するおすすめ住宅ローンは、SBI新生銀行の「パワースマート住宅ローン」です。

    パワースマート住宅ローンをおすすめする理由は下記のとおりです。

    SBI新生銀行パワースマート住宅ローンのおすすめポイント

    • 諸費用が安い
    • 金利の低さが住宅ローン業界の中でもトップクラス
    • 繰り上げ返済手数料が無料
    • 審査が本審査のみなのでスムーズ

    SBI新生銀行パワースマート住宅ローンは金利の低さ、諸費用の安さで人気の高い住宅ローンです。
    「お得な住宅ローンを組みたい」という方や、「金利の低い住宅ローンに借り換えしたい」という方におすすめの住宅ローンです。

    ▼住宅ローンについては以下の記事をご参考ください。

    住宅ローンおすすめ人気ランキング!住宅ローン選びのポイントを専門家が解説!

    ファイナンシャルプランナー
    監修者 武藤 英次の一言コメント!
    住宅ローンは数十年&数千万円単位となる、個人としては人生で最も大きな借入であることが大半です。そのため少しの金利の差であっても、支払利息には想像以上に大きな差が付きやすくなります。
    また長期間&多額の借入であると、返済初期は利息ばかり多く払っている状態になりがちです。住宅ローンをお得に利用するためには、可能な限り早い段階で繰上返済を行う必要があります。
    しかし住宅ローンによっては繰上返済に多額の費用が必要だったり、手続きが面倒だったりすることがあります。
    こうなると手数料を損するばかりでなく、繰上返済がおっくうになってしまいかねません。できるだけ繰上返済が便利な住宅ローンを選ぶことも大切です。

    武藤 英次さん

    武藤さん

    まとめ

    カードローンの利用は住宅ローン審査に影響するものの、全て悪影響に繋がるわけでもありません。

    なぜなら、誠実に完済した履歴が残っているのであれば、住宅ローン審査で好感を持たれるケースもあるからです。

    住宅ローンはご自身の返済能力を明確に把握した上で、計画的に利用してください。

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