更新日: 2016年12月8日

カードローンの利用で信用情報に傷が付く? カードローンを利用する場合の注意点を紹介

「延滞するとブラックリストに名前が載ってしまう…」と、思っている方は非常に多いです。
カードローンは申し込みした際、「信用情報」というものを利用して審査が行われます。
信用情報には、さまざまな個人に関する情報や、ローン等の利用記録が記載されています。
ここでは、この「信用情報」にフォーカスして、カードローンを利用する際の注意点などを詳しく解説し、どういった時に信用情報に傷が付くかや、そのリスクについてご紹介致します。
カードローンの利用前や利用中の方は是非参考にしてみてください。

カードローン 信用情報

カードローンの利用で信用情報に傷がつくパターンとは?

カードローンは非常に便利な融資手段で利用者も増加傾向にありますが、それに伴い信用情報に傷が付いてしまう方も増えています。
「傷がつく」という表現をわかりやすく解釈すると、「悪影響のある情報が記載されてしまうこと」と捉えると良いでしょう。

カードローンの利用で信用情報に傷がついてしまうパターンは、

  • 延滞を何度も繰り返している
  • 督促を無視し続けている
  • 債務整理をおこなった
  • 多数のカードローン業者に同時申し込みしている

などがあります。

ほとんどのカードローン業者は、「信用情報機関相互ネットワーク」に登録しています。
これは、信用情報機関同士がお互いの信用情報を閲覧できるもので、カードローン業者、キャッシング会社、クレジットカード会社などに幅広く利用されています。
例えば、消費者金融A社に申し込み後審査に落ちてしまった場合、次に申し込みされたB社は、A社の審査履歴を照会することができます。
したがって、何度も審査に落ちてしまっている方は、キャッシングやカードローンの種類が原因ではなく、信用情報が審査に落ちる要因となっているケースが多いです。

先述したように、信用情報に傷がついてしまうパターンは、ほとんどが返済の不履行によるものです。
しかし、実は、多くのカードローン初心者が無意識に信用情報を傷つけてしまうパターンがあります。
それは、「多数のカードローン業者に同時申し込みしている」というパターンです。

多数のカードローン業者に同時申し込みしてしまうと、いわゆる「申し込みブラック状態」になってしまうのです。
申し込みブラックとは、多数同時申し込みしている利用者に対して貸金業者が、「この利用者は金策に走っているから、滞納してしまうリスクが高い」と判断してしまうことにより、信用情報を利用する全ての審査に通りにくくなってしまうことを指します。

つまり、多数のカードローンを同時に申し込みすればするほど、審査に通りにくくなってしまうということです。

信用情報に傷がつくとどうなる?
どういったリスクがあるかを解説

信用情報に傷がつくことで、さまざまなリスクがあります。
事例を元に解説します。

事例1

カードローンで100万円を借り入れしたAさんは、毎月の返済額が自身の返済能力を超えてしまいました。
その後、返済が遅れてしまうようになり、延滞を繰り返す状態になってしまいました。

想定されるリスク
何度も延滞を繰り返しているAさんは、信用情報に多くの延滞履歴が残っています。
したがって、他社のカードローンはもちろん、住宅ローンやクレジットカードの新規申し込み審査に落ちる可能性が非常に高いです。
また、カードローン会社から注意を受けながらも改善が見られない場合、追加融資を受けられなくなるリスクがあります。
悪質な場合は強制解約となる可能性もあり、一括請求されるリスクが想定されます。

事例2

カードローンを利用して150万円を借り入れしたBさんは、返済に困窮して自己破産手続きを取りました。
1年後、自動車を購入するためにローンを利用したところ、審査に落ちてしまいました。
仕方がないので別の場所でお金を借りようとしても、また審査に落ちてしまいました。

想定されるリスク
自己破産手続きをとった場合、信用情報に「事故情報」という履歴が残ります。
これがいわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるもので、正式にはブラックリストという名前のものは存在しません。
信用情報機関を利用している貸金業者や銀行は、事故情報が記録されているかどうか、審査時に必ずチェックを行っています。
したがって、事故情報が記録されている一定の期間中は、まず間違いなく審査に落ちてしまいます。
その他、自動車ローン、住宅ローン、教育ローン、クレジットカード等の審査も落ちてしまうケースがほとんどです。

信用情報には何が記載されている?

信用情報機関には、

  • JICC(株式会社日本信用情報機構)…消費者金融や信販会社が主な会員
  • CIC(株式会社シー・アイ・シー)…信販会社やクレジットカード会社が主な会員。その他、消費者金融も数多く登録
  • JBA(一般社団法人 全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター)…銀行や銀行系金融機関が主な会員

という3つの団体があり、それぞれ個人信用情報を取り扱っています。
記載される主な情報は下記の通りです。

信用情報機関が取り扱う信用情報まとめ
項目 内容 反映までの時間 記載時間
本人を特定するための個人情報 氏名、生年月日、郵便番号、住所、勤務先、勤務先の電話番号等 契約内容が登録された日 情報等が登録されている期間中
申込に関する情報 申込日、申し込み商品、申し込み会社等 申込日から6ヶ月間
契約情報 契約の種類、契約日、貸付日、借入金額、保証額等 更新があれば随時反映 契約期間中、および、完済日から5年までの期間
返済に関する情報 入金日、残高、完済日、延滞等 契約期間中、および、完済日から5年までの期間
(ただし、延滞については延滞継続期間中、延滞解消から1年以内)
取引事実に関する情報 債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 当該事実の発生日 発生日から5年以内
(ただし、債権譲渡に関する情報は1年以内)

※登録されている情報は、信用情報機関によって多少異なります。

いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれる事故情報は、ほとんどのケースで5年間記録されます。
したがって、事故情報が登録されてから5年以内は、信用情報を利用するローン、クレジットカードの審査にはほぼ通りません。
また、賃貸契約時に利用する「賃貸保証会社」の中には信用情報を利用する会社もあり、入居審査に落ちやすくなるなどの影響があります。

ブラックになってしまった場合については、「ブラックでも借りられるカードローンある?ブラックの定義と解除方法を徹底解説」を参考にしてみてください。

信用情報はどこで確認したらいい?

信用情報は、先述したJICC、CIC、JBAに問い合わせることで確認することができます。
信用情報を開示してもらう申請のことを「信用情報開示手続き」と言います。
開示方法は、インターネット、郵送、窓口などがあります。
インターネット上で開示手続きを進めれば郵送時間を短縮することができるので、スムーズに信用情報を確認することができます。

FPが教える、信用情報の信用を戻す方法

信用情報の信用を戻すには、相応の期間を要します。
また、延滞中の方は、延滞状況を改善する必要があります。
信用情報の登録期間は長いものでも5年程度となっていますので、少なくとも5年間は延滞しない、滞納しないという心がけが必要です。
5年間一度も延滞せず誠実に返済を行った場合、古い情報から消失していきますので信用情報は改善されます。
つまり、FP目線で見ても返済を誠実に行うことが非常に重要だと考えます。

まとめ

信用情報を一度傷つけてしまうと、修復には長い年月がかかります。
また、事故情報が記録されてしまうと、ほとんどの審査に通らなくなるリスクを背負いながら生きていくことになってしまいます。
クレジットカードや自動車ローンが利用できないと、日常生活に支障が出てしまうケースも少なくありません。
信用情報を大切に扱い、誠実に返済を行いましょう。

信用情報については、「カードローンの借入・返済履歴があると信用情報に傷がつく?」も参考にしてみてください。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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