更新日: 2016年6月17日

ブラックでも借りられるカードローンある?ブラックの定義と解除方法を徹底解説

「延滞するとブラックリストに載ってしまう」という言葉を聞いたことはありませんか?
実は、正式には「ブラックリスト」というものは存在していません。
カードローン利用者の間で度々話題になる「ブラック」の定義はかなり曖昧で、その解除方法にもさまざまな見解があります。
ここでは、「カードローンとブラックの関係」や「FPが教えるブラックの解除方法」など、気になる話題にスポットを当ててお話していきます。

カードローン ブラック

カードローンのブラックとは

冒頭でも触れたように、「ブラックリスト」というものは正式には存在していません。
ここでは、よく話題になる「ブラックの定義」について解説します。
いわゆるブラックとは、個人信用情報に延滞や法的整理などの経歴が記録されることを指します。
このような情報のことを「事故情報」といいます。

事故情報に含まれるのは、

  • 対象となる取引で延滞した
  • 代位弁済をおこなった
  • 債務整理、自己破産などの法的整理を行った
  • 強制解約になった

などの履歴です。聞き慣れない用語があると思いますので、それぞれどのような状態か軽く触れておきます。

事故情報に記載される項目とその意味
項目 どのような状態か
延滞 事故情報として記録される項目で一番数が多いのが「延滞」です。
延滞とは、契約で決められた期日に返済が間に合わない状態のことを指します。
信用情報機関のデータベースには延滞日数が詳細に記録されており、
日数が長いほど審査に通りにくくなります。
また、カードローンやクレジットカード以外で延滞が記録されてしまう、
意外なケースがあります。
それは、「携帯本体の分割料金を含んだ携帯料金の延滞」です。通常、携帯料金の延滞が信用情報に記録されることはありません。
しかし近年、本体料金の分割料金を含めた料金プランが多くなっており、
この本体料金の分割には「割賦販売法」という法律が適用されています。
この割賦販売法には利用者の返済能力を調査する義務があり、
購入時に信用情報が利用されています。
つまり、本体料金を分割で購入する時点で信用情報機関のデータベースに
購入情報が記録されており、本体料金を含む携帯料金を延滞することで、
信用情報に延滞履歴が記録されてしまうのです。
代位弁済 利用者が延滞し続けているケースなどで行われる手続きのことです。
カードローンの中には「保証会社の保証を受けられること」という
申し込み条件を定めているものがあります。
このようなカードローンで延滞し続けると、
カードローン業者は保証会社に対して一括返済を求める手続きを取ります。
この手続きが「代位弁済」です。
代位弁済が行われると、カードローン業者に対する利用者の返済義務が消滅します。
そのかわり、保証会社に対する返済義務が発生します。
代位弁済は保証会社を定めている場合のみ行われます。
債務整理
自己破産
いわゆる法的整理を行った場合や、弁護士を通して任意整理を行った場合に
事故情報として記録されます。
また、返済がままならず、自己破産手続きを取った場合も当該事実が記録されます。
強制解約 何らかの理由でカードローン業者やクレジットカード会社が
強制解約手続きを取った履歴です。
例えば、虚偽の記載による申し込みをした場合、強制解約の対象となります。
強制解約となった利用者はあらゆる審査に通りにくくなるため、
虚偽の記載は非常にリスクが高いと言えるでしょう。

これらの履歴は、当該事実が発生した時から信用情報機関のデータベースに記録され、信用情報を利用するローンやクレジットカードなどの審査時に閲覧されます。
したがって、事故情報が記録された時点で審査に通過できる確率が格段に下がります。
このような状態になってしまうことを俗に「ブラックリストに載った」と表現しているのです。

ブラックかどうかチェックする方法

延滞したことのある方は、「自分はブラックに登録されてないかな」という疑問を持つでしょう。
ここでは、ご自身の信用情報をチェックする方法をご紹介します。
信用情報機関には、

  • 日本信用情報機構(JICC)
  • クレジットインフォメーションセンター(CIC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(JBA)

があり、それぞれ主として提携している業者が異なります。
JICCは消費者金融やクレジットカード会社を主な会員としているのに対し、CICはクレジットカード会社や信販会社、JBAは銀行となっています。
したがって、ご自身が延滞した契約の約款等を確認したうえで、どの指定信用情報機関の会員なのかを調べてみましょう。

指定信用情報機関を調べることができたら、その信用情報機関の公式ホームページにアクセスします。
信用情報機関のホームページには「情報開示」という項目があり、さまざまな方法で個人信用情報を開示してもらうことができます。
ただし、信用情報という機密性の高い情報を取り扱うため、情報開示は有料となっています。

かかる費用は大体1,000円前後です。ちなみに、信用情報の中には「異動情報」という項目があり、異動が記録されている場合は、いわゆる「金融ブラック」だということです。
異動情報は延滞をある一定期間以上継続した場合に記録されるため、記録されている間はほとんどの審査に通らないと言えるでしょう。

ブラックでも審査甘いカードローンはある?

金融ブラックに陥ってしまった場合の注意点として覚えておいていただきたいのは、信用情報機関同士の情報共有ネットワークがあることです。
これはどういうものかというと、提携している信用情報機関同士で利用者の情報を共有するのです。
したがって、金融ブラックになってしまった信用情報機関以外のカードローンを利用しようと審査を受けたとしても、審査に通る確率は著しく低いのです。

つまり、金融ブラックであれば審査基準がどうであれ、ほとんどの場合審査に落ちると考えておいたほうがいいでしょう。

ただし、事故情報の内容によっては、カードローン業者間で判断が分かれる項目もあります。
一例を挙げると、1週間カードローンを延滞してしまった方がいたとして、A社の審査には落ちてしまったとしても、B社の審査で通過することもあるのです。
特に延滞に関しては、どの程度の期間なら許容するかどうか、それぞれカードローン業者によって大きく判断が異なります。

基本的には消費者金融カードローンよりも銀行カードローンのほうが、審査内容も厳しい傾向があります。
したがって、事故情報に対して比較的寛容なのは消費者金融カードローンだと言えるでしょう。
しかし、どちらにしても審査的にはマイナスであることに変わりはありませんので、事故情報を解除したあとに審査を受けたほうが無難だと言えるでしょう。

FPが教えるブラックになってしまった場合の
解除方法は?

ブラックになってしまった場合の解除方法として、インターネット上ではさまざまな情報が散見されますが、実はブラックの解除方法は1つしかありません。

それは、「時間の経過による履歴消去」です。

ブラックになってしまった場合、事故情報や異動情報が信用情報に記録されます。
それらの情報は永久に記録され続けるわけではなく、一定期間が経過すると自動的に消滅するようになっています。
事故情報や異動情報の記録期間は信用情報機関により多少異なりますが、大体5~10年程度です。
つまり、長くとも10年間が経過すれば、ブラックは解除されるのです。

FPからブラックで借りられない方へのアドバイス

ブラックで借り入れ不可になってしまった場合、その事実をすぐに解除する方法はありません。
したがって、ブラックになってしまった原因をご自身で考え、二度と繰り返さないように返済計画などをしっかり立てるなどがとても大切です。

まとめ

金融ブラックは社会的信用面でも非常にデメリットが多いものです。
カードローンやクレジットカードの利用頻度が多い方は、ご自身の信用情報を一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

執筆者情報

K&T FP事務所

はじめまして。当サイトの執筆を担当している「K&T FP事務所」と申します。どうぞよろしくお願いいたします。当サイトにおいて私は、「正しい情報を必要とする方のお手伝いをしたい」という思いで執筆しています。

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